ホ・オポノポノと占星術 2 |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ホロスコープ上に表示されている星の力さえ変え得るホ・オポノポノのクリーニング。
それはクリーニングすることで、問題を引き起こしている潜在意識の記憶・情報をデリートすることによって可能になります。

では、そのデリート作業はどのように行われるのか?
それは四つの言葉によって行われます。
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」
この四つの言葉を、潜在意識にある記憶・情報に向かってかけることで、その大本の原因の記憶・情報が消え、結果的に今現実に自分を悩ませている問題も解消していく。

なぜなら潜在意識に現実を引き起こす原因があるので、その原因が消滅したら、もう現実も起きようもないからです。

たとえば、結婚を望んでいるのに、なかなか良いご縁がないという女性。
彼女の場合も、この「良いご縁がない」原因となっている記憶・情報が潜在意識にあり、「良いご縁が来ない」という現実を引き起こしているのですが、ホ・オポノポノでクリーニングできれば、このような現実が起きる理由もなくなってしまう。
結果的に良いご縁が来る、という流れになります。

ここで第一の問題。
この「潜在意識の中にある原因の記憶・情報」というものを、あれこれ自分で考えてしまう人がいるのです。
記憶という言葉に惑わされてのことでしょう。
「あ、自分に良いご縁がないのは、きっと両親の仲が悪くて、家庭に夢が抱けられなくなったからだ」とか。
「以前の恋愛で受けた傷が癒されていないからだ」とか。
勝手にあれこれ理由を考えて、その時の思い出とか心の痛みなどを思い返して、四つの言葉を心で唱えているという人がいます。

これだと、ちゃんともともとの目的のためのクリーニングができていないことになります。
それは、こういった現実的に自分が考えられる理由も原因になっているかもしれません。
しかし、実際にはもっと根深い理由があるかもしれないのです。
たとえば前世、自分が家庭というものも顧みずに、身勝手なことばかりして、人をたくさん傷つけてきたかもしれません。
このようなことが今回うまく行かない原因になっていたら、自分が頭であれこれ考えることなど、的外れです。根っこの記憶・情報が、クリーニングされないのですから。

「記憶」「情報」というのは、つまりその正体がなんであるかわからなくていいのです。
わからなくていいから、
「自分の潜在意識のどのような記憶が、今良いご縁を得られないという現実を作り出しているのだろうか」と考え、
そして考えたら、「そこ」に向かって四つの言葉をかけるのです。心の中で。

「そこってどこよ」と思われるかもしれません。
ここがまたよく陥りやすい迷いの部分で、自分の問題となっている原因はなにかと、そのことについて考えたら、正体は見えないけれど、その何者かに意識がフォーカスしていますよね。
仮に今、闇の中に潜んでいる黒ずくめの人物がいると想像してください。
その人物が出来事の黒幕なのですが、闇の中で黒ずくめなので見えない。
見えないけど、そこにいることは間違いないのです。

あなたは「そこ」に向かって四つの言葉をかけるわけです。
はっきりその場所がわからなくていい。
黒ずくめの人物が何者かわからなくていい。
ただ、その原因の記憶に意識を向け、言葉をかける。

これでOKなのです。

いうまでもないですが、黒ずくめの人物というのは、あくまでもたとえで、原因が人間とは限りません。
過去の出来事かもしれません。
それは今生で起きた出来事かもしれないし、前世のどこかで起きた出来事かもしれない。

それがなんなのか、ということは、この際、置いといてください。
棚上げです、棚上げ。
それが何かということを追求しなくても、意識を向け、そこに四つの言葉をかけるだけでいいのです。
カンタンです。

また、たとえば、あなたの上司が非常に強圧的で、いわれなくあなたにばかり非難や無理難題をふっかけてばかりいるとします。
このようなことがあっても、対応は同じです。
このような上司をあなたの前に出現させた、その根本的な原因の記憶が潜在意識の中にあるわけで、そこへ四つの言葉をかけるのです。

よく犯しやすい間違いは、この上司を思い浮かべて四つの言葉をかけるという行為です。
この上司に「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」などという言葉を、心の中でさえ言うことなんかできない!
と、悲鳴を上げる人もいます。でも、これは誤解です。
その上司を思い浮かべて言うのではなく、潜在意識の中にあるその上司を出現させた原因の記憶に向かって言うのです。

このクリーニングのやり方が理解できていないと、いかに四つの言葉を心で唱えても、効果が出ないか、非常に薄いものとなるでしょう。

しかし、ちゃんと言葉をかけるべきものに意識を向けて唱えれば、ホ・オポノポノのクリーニングは確実に進み、あなたの前の現実さえ創造しなおすでしょう。

続く。


このブログの執筆者であるzephyrが、占星術鑑定の窓口を設けているのはFC2ブログにある<占星術鑑定に関して>の記事のみです。