xaviaさんの質疑応答 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

プレゼント鑑定の、これが最終になります。

xaviaさんからのお問い合わせがございましたので、ここにUPさせて頂きます。

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zephyr 様
空 様

この度は,深く濃い鑑定をしていただき,ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
そして,ご連絡遅くなったこと,お詫び申し上げます。

ホロスコープから,ここまでの事そして,これ以上の事も分かるのだという事に,今改めて驚きと感動を覚えています。
鑑定頂いた結果は,線を引きながら何度も読み返しているうちに,まるで虹色の絵のようになりました。
希望色に輝く,星からの希望の手紙さながらです。

この星からの手紙を読み返しているうちに,二つお尋ねしたいことが浮かんできました。
ひとつは,人生のテーマ(課題)について。もう一つは,適正についてです。


人生のテーマ(課題)については,大きく分けて前半と後半に分かれており,その分岐点が,まさに「今」。
前半のテーマ(課題)は,前世や宿命的な課題の克服。
後半のテーマ(課題)は,課題の克服という体験から得たものを「知」として伝え広めていくこと。
2014年,2015年からは,享け入れる事から発信していく事への転換点。
大きく大きく,人生の舵を切る時。そんな感じで合っておりますでしょうか。


前世や宿命的な課題の克服のみに終わる人生ではないという事は,とても嬉しい希望の灯りです。
ありがとうございます。大切に,丁寧に過ごします。


前半の部分にある前世や宿命的な課題とは,罪の償いのようなモノでしょうか。それとも,他の表現がふさわしいものでしょうか。
また,そのほとんどを克服しただろうとの事ですが,今後も克服するべく課題や償いについて,どの様なモノが残っているのでしょう。そして,それに対する心構えなど,アドバイスがあればご教示ください。

今後の課題,「伝える」,「教える」ということに関して,適した分野や方法,星が伝える適性等についてアドバイスを頂けると幸甚に存じます。

(自分の中には何もないと感じています。頂いたアドバイスをコンパスにして,自分の中にある可能性の種を探そうと思います)

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今回鑑定を頂いた事で,これまでの人生を改めて振り返ってみる機会を得ることが出来ました。

色んな経験を通して,いつの間にか心の中に生まれていたのは虚無感でした。
この虚無感は、この先、生きていっても何の意味もないのではないかという不安でもあります。

それでも生きながらえていたのは、もしかしたら遠い先には,何か目的地が在るのかも知れないという,微かな希望。それが儚い望みだとしても、人は望みがなくては生きていけない生き物だと思うからです。

全てを諦めていこうと考えていたところに戴いた今回の鑑定のお話。とてもありがたく感じています。
また,「伝言を運ぶ大きな白い鳩」というサビアンシンボルの言葉は,私の心にも希望のオリーブの葉を運んでくれました。
まずは,5年先を見つめながら,「生きる事」を目の前に据えて,生きてみようという気持ちになりました。

ありがとうございます。


xavia 拝




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空さんよりの回答



※ ≪≫は質問いただいた内容、⇒はその回答です。

≪人生のテーマ(課題)については,大きく分けて前半と後半に分かれており,その分岐点が,まさに「今」。
前半のテーマ(課題)は,前世や宿命的な課題の克服。
後半のテーマ(課題)は,課題の克服という体験から得たものを「知」として伝え広めていくこと。
2014年,2015年からは,享け入れる事から発信していく事への転換点。
大きく大きく,人生の舵を切る時。そんな感じで合っておりますでしょうか。≫

はい、まさしくその通りだと思います。
これまでは課題の克服であったと同時に、ご自身の財産となる経験を培われてきたとも言えます。
これは進行の太陽が所有の部屋である2ハウスを通過してきたことから、ご自身の才能を磨き、経験として培ったと表現できます。


≪前半の部分にある前世や宿命的な課題とは,罪の償いのようなモノでしょうか。それとも,他の表現がふさわしいものでしょうか。≫

私たちが今世で味わう厳しい経験は、まるで過去に犯した罪ゆえその償いをしているかのように感じてしまいますよね。実際に補償するという側面もあるのかもしれません。
しかし、罪を他の言葉で表現するのであれば、もっとこうしておけば良かったという魂の「悔い」ではないかと思うのです。
その悔いを克服することが自分に課したテーマなのではないかと考えています。
xaviaさんのホロスコープでは、家庭を意味する4ハウスの支配星が前世を表すポイントに在室していることから、家庭に関わる経験は、やはり前世から持ち込まれている可能性があります。
だからといって、過去に犯した罪が背景となって今世があるのかというと、そのようには断定できないです。これはホロスコープ解読の限界でもあるのですが、前世との関係性を示すサイン(暗示)はあるけれども、そのはっきりとした理由までは分からないのです。
しかし、家族や家庭に関わることで「こうしておけばよかった。もう一度チャレンジして今度こそ乗り越えたい。」という魂の決意があったからこそ、今世生まれてこられているはずなのです。

では、どうしておけばよかったと思ったのか。そして今、どうしようとしているのか。
これは、占星術にプラスして、生まれ変わりの意義(死生観)も考慮しなくてはなりません。
参考として、以下お話させて下さい。
ZEPHYR占星術教室では前世や生まれ変わりの研究に関する有益な情報が報告されています。それら報告の中には、今世のある一定期間までは前世と同じような体験を繰り返し(リピートし)、
その期間を過ぎるといよいよ自身の人生を築いていくという事例がいくつもみられます。
一回目の鑑定でお伝えした通り、xaviaさんの進行図を観ますと、12ハウスの海王星はこれまでの進行の中で重要天体と強いアスペクトをもった時期がいくつかありました。
その意味は、これまでの人生は前世のリピート体験である可能性が考えられ、それを消化するための前半だったのかもしれない。
そして、もしかしたら前世は苦しいままに人生を終えなくてはならなかった事情があったのかもしれない。または、あまりにも耐え難く捨て鉢に生きてしまったのかもしれない。
これらはあくまでも推測にすぎません。しかし、もしそうであると仮定するならば、xaviaさんの魂はどんなに厳しい環境だったとしても(前半のリピート体験)、決して希望を捨てなかったから幸せになった(後半の人生)ということを証明するために、今世に生まれてきたと考えることもできます。
苦境に耐える力と幸せになる力の両方を磨くために、生まれ直しをされたのかもしれません。ですので、『宿命的な課題=罪の償い』とはまた少し違う意味になろうかと思います。

克服というと何かをしなくてはいけないというニュアンスに聞こえますが、避けがたい経験をひたすら通過すること、嵐が過ぎ去るのをじっと待つこと、これだけで十分に克服したと言えるのではないでしょうか。
その間にも事態を好転させようとxaviaさんは一生懸命だったはずですし、頑張ってこられたはずです。
課題はほぼ克服したであろうとお伝えしたのは、「逃げずに経験し切った(リピートし切った)」からで、そして今こうして次のステージに進もうとされておられるからです。

≪また,そのほとんどを克服しただろうとの事ですが,今後も克服するべく課題や償いについて,どの様なモノが残っているのでしょう。そして,それに対する心構えなど,アドバイスがあればご教示ください。≫

もし今後に克服すべき課題や償いが残っているとすれば、それは過去と決別することだと思います。
決別とは人との縁を切るという意味ではなく、これまでの様々な出来事を通して蓄積してきた感情や思い出と決別するということです。「私は出来事を十分に味わった。これからは新しい経験を得る。」と声高らかに宣言してほしいのです。今後の天体の進行運を観ても分かるのですが、過去に捉われたりネガティブな感情に支配されたりしなければ、発展的なプロセスをたどる可能性は十分にあるのです。
xaviaさん、ホ・オポノポノってご存知でしょうか。
書籍でも紹介されているハワイの伝統的な問題解決メソッドで、Zephyr先生や受講生の仲間も太鼓判を押すほどの、おすすめ浄化ツールです。
ホ・オポノポノでは、私たちの人生を行き詰まらせるものは本人の努力不足や勉強不足だからではなく、蓄積した記憶であると説いていています。人生の障害となる記憶に対して4つの言葉をかけてあげることで、私たちは本来あるべきゼロ(無限)の状態に戻ることができる。そして自然と豊かさを受け取ることができるというものです。
ポノポノは日本でも馴染みのある仏教や神道の教えにも共通しているところがあり、仏教では罪を懺悔する、神道では穢れを祓う、ホオポノポノでは記憶をクリーニングすると説いています。いずれも心の曇りを取り除き神聖なインスピレーションを得るということですね。「自分の中には何もないと感じる」、これも記憶の再生であり、クリーニングしてリセットしましょう、というのがホ・オポノポノです。
そして、私、空はこのようにクリーニングをします。
「私(空)のなかにある何らかの記憶が原因で、「xaviaさんが虚無感を抱く」という事を私(空)は経験しているのか?すべての原因は自分にあります。ごめんなさい。許して下さい。ありがとうございます。愛しています。」
このような感じです。
どうでしょう?ちょっと不思議ですかね(笑)
このクリーニングによって、「虚無感」という記憶が私の中から消去されます。そしてxaviaさんも私もこの記憶から解放されるのです。もしご興味があればホ・オポノポノ、調べてみて下さいませ。
他には、塩風呂やヨガなどもいいですよ。ホットヨガなんか特におススメです。たくさんの汗と深い呼吸とともに、心と体の余分なものを外に出す。また、体を温めると自律神経やホルモンバランスも整っていきますから一石二鳥です。
いずれにしても、xaviaさんが楽しくできるお清めツールであれば何でもいいと思います。
色々な方法を試して、過去と爽やかにお別れすることが大切です。

そしてもう一つなのですが、ノーアスペクトの太陽を意識して使うことも重要です。
太陽ノーアスペクトは、太陽の持つエネルギーが行き場をなくしてしまっている状態で、人生の方向性に曖昧さや不安定さを引き起こす傾向があります。お返事の中に、生きていてもなんの意味もないと思ってしまう虚無感があったと書いて下さっていますが、これはヨッドの影響だけでなく太陽のコンディションも要因の一つだと考えられます。
xaviaさんの出生図では、才能を意味する2ハウスの天体と社会性を示すMCに近い天体が良好なアスペクトを作っていて、社会で活躍できる十分なパワーが備わっています。ただ、太陽はそれらのどの天体ともアスペクトをとっていないため、仕事をしても充実感を得にくい、自己実現に結びつきにくいといった現象が生じたこともあったかもしれません。
ですので、これからは将来の自分像、得たい経験、出会いたい人、人生の目標などを少しずつでいいのでイメージしてみてはいかがでしょうか。
オリジナルの未来設計書を作ったり、新月や満月を利用して、祈りや願いを明確にしていくという作業も一つの方法です。そこに「伝える」や「教える」といったことも含めて頂けたら、太陽の更なる活性化に繋がっていくはずです。
繰り返しになりますが、xaviaさんが心地よいと感じる方法であるならば、どんなものでもよいです。
いくつか提案させて頂きましたが、決してルールや決まり事に縛られすぎず、できる範囲で楽しみながら何か始めて頂けたらいいなと思います。

≪今後の課題,「伝える」,「教える」ということに関して,適した分野や方法,星が伝える適性等についてアドバイスを頂けると幸甚に存じます。≫

お伝えした通り、進行の太陽は間もなくネイタルの土星と3ハウスで重なり合います。
3ハウスにはコミュニケーション、初等教育、プライベートな友人や兄弟という意味があり、これは身近なコミュニティとも言えます。
適度な距離を保ちつつ風通しの良い関係を好む知性的な水瓶座が3ハウスになっていますので、ご自身の経験を知的に語り合える小さなグループに参加するということも適していると考えられますし、またインターネット(水瓶座)などを媒体にして発信してもいいかもしれません。
書く、声に出す、打ち明ける、学問的である、知的である、真面目であるなどがキーワードになります。
私の友人に『哲学カフェ』なるものを開いている子がいます。自由にテーマを決めて、おやつを食べながらみんなで語り合っていく会です。
そこでは、職業や性別などは一切関係なくなります(水瓶座的)。毎回色々な人が参加するので、多種多様な意見が飛び交う時もあれば、非常に静かな人が揃ってゆったりした時間になることあるそうです。私も数回参加したことがあるのですが、人の意見に触発されて普段は封じ込めていた考えや思想が思いがけず言葉になって出てくるんですね。傾向としては、みなさんご自分の人生経験を土台にしてテーマを語られます。そこで感じたことは、「伝える」ことは自分の心を開放することであり、人との繋がりを再認識することであり、また自分の経験は相手にとって励ましや応援にもなり得るということでした。
魂の深い癒しになったのかもしれません。
その友人は、進行役として会の交通整理を上手にしてくれていました。
参加者の意見を尊重し、さりげなくまとめ、決して前に出ることはないけれど、彼も自分の人生経験を肥やしにした価値観を共有しようとする。
とても土星的な役割でした。こういう形で「教える」というという適性を活用することもできます。
水瓶座の性質を生かすのであれば、こういったブログもとても有効な方法だと思います。一度も会ったことがないのに、ネットという回路を通じてお互い伝え合い、また励ましあう。xaviaさんが発信すれば、ご自身が軸となって(土星的立場)伝え合うこともできるのではないでしょうか。
すごく余談でしたが、天体が示す適性の組み合わせ次第ではこういった方法もありますよ、ということでお伝えしました。
いきなり何かを教える立場になるというのではなく、自分の想いや考えを伝えたり打ち明けたりしていく中で、きっと「教える」につながるものが見えてくると思います。

補助的にタロットカードを引いてみました。
カモワン・タロット使用
質問:「教える」「伝える」ことを実現するために、適した分野や必要な方法を教えてください。
戦車(逆)、隠者(正)、審判(逆)が出ました。
無理してことを推し進めずに、一度内省してみましょう。心を見つめる、叡智の探求をすることが今は適しています。神のカードが出ています。天からのインスピレーションは降っているようですですので、その知らせを受け取ろうと意識してみて下さい。月のカードは先行きが不透明であるがゆえの不安な心をしめしていますが、世界を見渡すような気持ちで視野を広げていくことで、これから進むべき方向が定まっていきそうです。
世界のカード、隠者のカード、神の家のカードから、適している分野は国際的な視野をもつもの、スピリチュアルを尊重するもの、学びのあるところなどです。

以上がご質問の回答となります。
是非ご自身の内側とじっくり向き合ってみて下さい。
また、既成概念や古い慣習にとらわれず、心の赴くまま、興味の湧くままに色々なことを試してみて下さい。
お伝えしたことが、xaviaさんの内なる声を引き出す呼び水となれば幸いです。

素晴らしい未来と出会っていかれることを心からお祈りしております。



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以上となります。

空さん、大変お疲れ様でした。


xaviaさん、空さんとともに私たちも、あなたの人生にこれまでと違った展望が開けること、祈りしております。




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