今日から何回かに分けて、いくつかの「占い」の手法の違いについて、書き記しておこうと思います。
世の中には、非常に多くの占いがあふれています。
ガンダム占いとか、そのような冗談ネタも含めたら、数えきれないほど。
そんなナンセンスなものは除外するとしても、非常に多くの占いが存在しています。
占いには基本的に、大別して二種類あると思われます。
A 何らかのデータを使用するもの。
B データによらないもの。
Aの代表格は一般的な西洋占星術や四柱推命学です。これらは生年月日を使用します。
また九星術・気学なども誕生年を使用しますし、さらに詳しいものだと月や日を考慮した手法もあります。
また、私はほとんど考慮することはないのですが、「血液型占い」はこの中に含めていいでしょう。生年月日時ではありませんが、人間が生来持っている情報をもとにした占いです。
これらをA-1グループとします。
しかし、Aの中には出生時以外のデータを使用するものもあります。
たとえば西洋占星術の中には、ホラリーという技法がありますが、これは相談が持ち込まれた時、鑑定時などのデータを使用します。
「この家を買っていいでしょうか」という問いかけがなされた瞬間のホロスコープから、その問題への解答を読み取るのです。
またこれと同様に密教占星術の中には、やはり問いかけが行われた瞬間の日時から解読する手法があります。
これらをA-2グループとします。
どちらにせよAは出生時か鑑定時の、何らかのデータを使用しているわけです。
ところがBはこうしたデータに頼りません。このBもまた二種類に類別可能なのではないかと思います。
B-1グループは、霊感など超感覚的なものを使用した占い。これについては説明は必要ないと思います。
B-2グループは、タロットや八卦などです。データは必要としませんが、このグループはB-1と違い、「道具」を必要とします。カードや筮竹などですね。
他にもダウジング・ロッドなどもこうしたものと考えていいでしょう。
またたとえばB-1とB-2の間には中間的なものもあります。
たとえば大きな水晶を使用し、その中に占い師がなんらかのイメージを見出すのは古来からあるやり方ですが、霊感的なものと道具を使用するものの中間と考えていいでしょう。
ただ、タロットも八卦も、では、霊感まで行かなくても、なにか直感的なものは働かないのか、と問われたら、やはりそうした側面はあります。
しかし、それは占星術でホロスコープを読むときにも、じつは働いているという現実もあります。
それを言い出したらきりがないので、ここでは中間的性格のものはあるという理解にとどめ、類別としては
A-1 出生時のデータを使用するもの(一般的占星術)。
A-2 相談時のデータを使用するもの(ホラリー占星術)。
B-1 霊感など超感覚的なものと主体とするもの。
B-2 なんらかのアイテムを使用するもの(タロット、八卦)。
というふうに類別しておきますね。
異論はあろうかと思いますが、別にこれで学説を打ち出したいわけじゃないんで、ご勘弁ください(笑)。
後の話の展開をスムースにするために、この類別を行っておりますので。
そして、これからお話しするものの中には、基本的にB-1は含まれないとお考えください。
B-1の、たとえば霊感占いの中には、本当に優れた能力をお持ちの方もいらっしゃいますが、このケースだとその「用途」は非常に多様です。
逆に「そのようなことは不得意で見られない」というような場合もあるでしょう。
次回は残りの三つを主体にした占術の個性、その違いについて述べて行こうと思います。
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