家族でルミネセンツァ |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日は、一家四人で総社のイタリアン・レストラン、オステリア・ラ・ルミネセンツァに行きました。

奥さんの誕生日のお祝いということもありましたし、奥さんと娘の休みが合う日が、もうこの日しかないというタイミングでした。

ちょっと私の仕事の都合もあり、あわただしい中でしたが、いつも通り、いや、それ以上にお店のご主人は楽しませてくれました。



前菜はいつものきれいなガラスの皿に盛り合わせ。

中央にあるのがバジルなどのソース(これがうまいんだ)。

タイのこぶ締め、ホタルイカ、ホタテの貝柱、マグロの中トロ、軽くあぶったサワラ。

それにパプリカとかセロリとかレンコンさんなどのお野菜。

野菜がとにかくうまい。パプリカなんか、甘みが…。

新鮮な魚介類もソースを付けていただきますが、どれもこれも一つ一つが楽しい、おいしい、うれしい。

魚介の苦手な息子も頑張って食べていました。



生ハムと菜の花のトマトクリームソース・パスタ。

ここの生ハム、めっちゃうまい。

ちょっと昨日は塩味がきつく感じましたが、とろけるような生ハムです。

トマトクリームソースでのパスタとの取り合わせもええ感じです。

この皿は奥さんのですが、私のパスタと半分こで交換しました。



私の前に来たのは、魚介の煮込みのパスタ。

これ、味が複雑玄妙です。

私は先にこれを食べたので、トマトクリームのが味が平坦に感じられたほどです。

まあ、当然ですね。シンプルはシンプルの良さがあるし、こんな魚介が複雑に絡み合ったお味もたまらんものがあります。




肉っ食いの息子は、牛肉の煮込み、ラグー・ソースのパスタ。

これはちょっと前にもいただきました。

なので、私は味見はしておりません。

いつも通り、うまそうな匂いと湯気を立ち上らせておりました。



パンは黄な粉のパンと、パルメザンチーズのパン。

チーズのパンは熱々でした。このパンだけでも価値があるよな~。

ここのは何から何まで手作りです。




間にサラダが来て、さあさあ、メインです。

タラ、としか説明がなかったので、どんなのだろうと想像していたら、どひょーん!

タラの身は下側にあり、上にどっさり白子が。

たぶんオーブンで焼いて仕上げてありますね。ほのかに焦げ目が。

海老は香草パン粉焼きになっています。


白子、ふるふるのとろっとろ!
たまら~ん。
タラも日常の食卓では鍋の材料になって、なんかパサパサした触感なんですが、ここのはしっとりとした感じもあり、おいしい身でした。

海老も、半分に切り開いて香草パン粉焼きにするなんて、手が込みすぎ。



奥さんと息子の和牛のもも肉、マッシュルームソースです。

和牛ですから、当然、味はしっかりしています。
もも肉ゆえか、そんな霜降りでもなく、お肉本来のうまさがギュッと詰まったステーキ。

こいつをマッシュルームのソースに付けていただくと、ああ、これは……。

奥さんのと私の皿は、きっちり半分で交換されました。



デザートはリンゴのタルトと、ミルクのジェラート。

このタルト、するっとナイフが入り、食感もとてもなめらか。

甘みもさわやかです。

ミルクのジェラートはいつも通りのおいしさです。

一緒に食べると、またこれが……。



このお店のミルク・ピッチャーである「ゲロゲロ君」(と、勝手に呼んでいる)。

口からミルクをゲロってくれますが、昨日は四人だったのでビッグ・サイズのゲロゲロ君でした。


みんな、お腹いっぱいになりつつ、幸福感に浸りました。

センツァのご主人、ありがとうございました。

また来ます。