昨日は、一家四人で総社のイタリアン・レストラン、オステリア・ラ・ルミネセンツァに行きました。
奥さんの誕生日のお祝いということもありましたし、奥さんと娘の休みが合う日が、もうこの日しかないというタイミングでした。
ちょっと私の仕事の都合もあり、あわただしい中でしたが、いつも通り、いや、それ以上にお店のご主人は楽しませてくれました。
前菜はいつものきれいなガラスの皿に盛り合わせ。
中央にあるのがバジルなどのソース(これがうまいんだ)。
タイのこぶ締め、ホタルイカ、ホタテの貝柱、マグロの中トロ、軽くあぶったサワラ。
それにパプリカとかセロリとかレンコンさんなどのお野菜。
野菜がとにかくうまい。パプリカなんか、甘みが…。
新鮮な魚介類もソースを付けていただきますが、どれもこれも一つ一つが楽しい、おいしい、うれしい。
魚介の苦手な息子も頑張って食べていました。
生ハムと菜の花のトマトクリームソース・パスタ。
ここの生ハム、めっちゃうまい。
ちょっと昨日は塩味がきつく感じましたが、とろけるような生ハムです。
トマトクリームソースでのパスタとの取り合わせもええ感じです。
この皿は奥さんのですが、私のパスタと半分こで交換しました。
私の前に来たのは、魚介の煮込みのパスタ。
これ、味が複雑玄妙です。
私は先にこれを食べたので、トマトクリームのが味が平坦に感じられたほどです。
まあ、当然ですね。シンプルはシンプルの良さがあるし、こんな魚介が複雑に絡み合ったお味もたまらんものがあります。
肉っ食いの息子は、牛肉の煮込み、ラグー・ソースのパスタ。
これはちょっと前にもいただきました。
なので、私は味見はしておりません。
いつも通り、うまそうな匂いと湯気を立ち上らせておりました。
パンは黄な粉のパンと、パルメザンチーズのパン。
チーズのパンは熱々でした。このパンだけでも価値があるよな~。
ここのは何から何まで手作りです。
間にサラダが来て、さあさあ、メインです。
タラ、としか説明がなかったので、どんなのだろうと想像していたら、どひょーん!
タラの身は下側にあり、上にどっさり白子が。
たぶんオーブンで焼いて仕上げてありますね。ほのかに焦げ目が。
海老は香草パン粉焼きになっています。
白子、ふるふるのとろっとろ!
たまら~ん。
タラも日常の食卓では鍋の材料になって、なんかパサパサした触感なんですが、ここのはしっとりとした感じもあり、おいしい身でした。
海老も、半分に切り開いて香草パン粉焼きにするなんて、手が込みすぎ。
奥さんと息子の和牛のもも肉、マッシュルームソースです。
和牛ですから、当然、味はしっかりしています。
もも肉ゆえか、そんな霜降りでもなく、お肉本来のうまさがギュッと詰まったステーキ。
こいつをマッシュルームのソースに付けていただくと、ああ、これは……。
奥さんのと私の皿は、きっちり半分で交換されました。
デザートはリンゴのタルトと、ミルクのジェラート。
このタルト、するっとナイフが入り、食感もとてもなめらか。
甘みもさわやかです。
ミルクのジェラートはいつも通りのおいしさです。
一緒に食べると、またこれが……。
このお店のミルク・ピッチャーである「ゲロゲロ君」(と、勝手に呼んでいる)。
口からミルクをゲロってくれますが、昨日は四人だったのでビッグ・サイズのゲロゲロ君でした。
みんな、お腹いっぱいになりつつ、幸福感に浸りました。
センツァのご主人、ありがとうございました。
また来ます。