12星座を終えて(今年の全体傾向) |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今年の12星座の運勢を解読しながら、思っていたことがあります。
もし、皆さんの中にすべての記事を通読された方がいたら、「あれ?」と思われた方もいらっしゃると思います。

そうなのです。
似たような解説が書かれているものが、いくつかあるはず。
とくに「新しい選択」ということに関わったものです。

さらに注意深くみていただければ、タロットのカード展開の中で、上段の右端のカード。
これが「恋人」になっているものがいくつかあることに気づかれるでしょう。

獅子座
天秤座
蠍座
魚座

この4つです。
どれも、ぴったり同じ場所に「恋人」のカードが出ています。
カモワン・タロットでは、最初に三枚のカードを引きますが、この4つの星座では、すべて最初の三枚目が「恋人」の正位置だったのです。

12回の内、4回がこのようになるというのは、異常な確率、偏りと言えます。


また、これほどダイレクトな一致でなくても、下の段の解決カードの中に「恋人」が展開されているものは、やはりこれが一つのアドバイス、結論、決着となる可能性があり、それには

乙女座
水瓶座

なども含まれています。
つまり解決方法として示されているものも含めると、「恋人」のカードが今年の鍵となっている星座は6つもあることになります。

これは当たり前の話ですが、全星座の半数です。

「恋人」のカードには「選択」「コミュニケーション」などのほか、文字通り「恋人の出現」「結婚」などの意味が含まれます。

「恋人」にかなり類似したカードとして、じつは「審判」のカードがあります。
どちらも頭上に天使がいて、3人の人物が描かれる。
「審判」もまた、「コミュニケーション」ということに関しては、同じ意味を持ちます。

これが解決、役立つカードとして展開されているのは、

牡羊座
蟹座
射手座

の3つです(これらの星座の全体傾向の中には、「審判」の復活、再生ということが関わりやすい)。

これを加えると、天使カードが解決、決着のカードとなっている星座は、9個になります。
(天使の描かれるカードは、ほかに「節制」と「世界」があるが、「恋人」と「審判」ほどの類似性はない)


この12星座のタロットは、「日本の」とかいうような条件は付けず、ただ今年の12星座それぞれの運勢をお題にしたものです。

そこに、このような偏りが存在することを考えると、今年の世の中全体(日本だけではなく)の傾向として、「対話」「コミュニケーション」「インターネット」などの人の意思を疎通させるものが、非常に重要な役割を持っていることに気づかされます。

個人でも、世の中の風潮でも、結婚、恋愛、家族の誕生などは、非常に強く出てくると思われます。
端的に言えば、今年は結ばれる人が多い、と言えそうです。
有名人の婚姻や、また大々的に取り上げられる出産とか言うこともあり得るでしょう。

もちろん、「恋人」の意味する「選択」ということもクローズアップされます。

何かを選ぶこと。
右か左かというような問題もあるでしょう。
あるいは、これまでとはまったく違った情勢の中で、新しい選択をする人が増えると思われます。

多くの人が、インスピレーションを受けるような出来事も考えられます。


「天」にあるものが、クローズアップされるという印象も持ちます。

これは多くは成層圏や宇宙に関することだと思われます。

決して悪い意味ではないので、そこは期待というのか、希望でいいと思うのです。夢やロマンといった側面も持つでしょう。

この「天からの知らせ」「天からの介入」などの意味を持つ二つのカードは、なにかこう、2012年にあると言われていたアセンション的なものも感じさせます。
もちろん私は、この「アセンション」というのには、懐疑的です。

前にも書きましたが、アセンションなるものが起きるのなら、自分は起きてもいっこうに困りません、さっさとその波に乗ります(乗れたら、ですが)(笑)。

しかし、言われていたような出来事は、今のところ報告されていません。

ま、それはさておき、この天からの力は、たぶん私たちの世の中全体に、なにがしかの影響があるのだろうと思われます。

個人でも、そうした天からの助けや、運命のサポートみたいなものを感じる人が増えるのかもしれません。

これは非常に喜ばしいことではないかと思えます。

人事を尽くして天命を待つ。
直感を信じ、新しい選択、よき選択を行っていく。

そんな2013年であることを、願います。

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