間違うことはある |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

多少、勇気を持って告白すれば、私も間違うことはあります。

今年、自分で分かっているもので、一つ、完全な解読ミスをしたケースがあります。

占星術、タロット。

これらのツールを使ったら、かならず「正解」が出るわけではありません。

基本的に相談者の方の希望に応えたい、という思いで鑑定は行うものなので、相談者の方があることを非常に強く思いこんでおられたら、どうしても解釈がそちらに傾くこともあります。

ホロスコープで読んでも、「これが絶対にダメだろう」とか「これはうまく行く」と確信できるケースは、じつはあります。

しかし、複数の情報が混ざっていたりすると、判断に困るケースも多いです。

たとえば一人の異性とうまく行くかどうか。

ハードアスペクトとソフトアスペクトが混在していたり(非常におおざっぱな表現ですが、これは)。

ハードアスペクトでも、それに見合うだけの何かを別に支払ってしまえば、結果、その相手とうまく行く場合もあります。

またそのハードアスペクトの解釈次第では、相談者の希望に添う結果を導き出す原動力になる、と解釈できる場合もあります。

このようなケースではタロットを併用することで、だいたい解決できるのですが。

やはり私も人間です。

間違うことはあります。


過去に遡れば、だいたいタロットは正しい結論を出してくれています。

要は、読み方の問題ということです。

今年の間違った判断でも、もっとも最初に引いたカードでさえ、やはり解釈を間違っていたものがあります。

ただその間違いでさえ、もしかしたら必要な間違いで、だから判断を誤るようなカード展開になった可能性はあるのですが、しかし、私個人としてはこのようなことが起きるのは、忸怩たるものがありますし、できるだけなくしていきたいものです。

やはり、100%などはない。

これはどんな鑑定士でもそうだろうと思います。

ホロスコープが示すもの。

それはデータさえ正しければ、ある意味で不動です。
誰が見ても同じホロスコープのはず(アスペクトの取り方など多少は違っても)。

それを読む人。
その知識。
技量。

タロットが示すもの。
それを引く力。
読む力。

これをどこまで安定させ、信頼度を高めていくか。

誰もが持っている課題のはずです。

まだまだです。

精進のみ!