同じ誕生日だと運命は同じ? それとも違う? |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日の記事の続編ということで。

ほわいとさんからご質問があったのですが、同じ生年月日でも結婚時期や職業も異なる例があるという実例と共に、出生時間の違いによってどれくらいの差が出ることがあるのか、というご質問を頂きました。

まず昨日の記事のお二人に関してなのですが。

出生時間が2時間半ほどしか違わないだけではなく、その時間帯でのその差だったら、職業的なものはそう変わらないだろうというホロスコープでした。

ただ、このお二人に関してはかなり際だったホロスコープで、その生年月日の中に重要な要因はあると考えられ、私が気づかされたというか、より確信を深めた部分はそこに関わっていました。

しかし、このホロスコープ上の特徴について説明してしまいますと、お二人の生年月日が特定されかねませんので、これは解説できません。

このような特殊な例を除くと、一般的なホロスコープでは、職業も結婚時期も、出生時間が大きくものをいうことがあります。

つまり生年月日が同じでも、出生時間の相違で職業選択も結婚時期も違うというのは、きわめて普通なのです。

生年月日が同じ場合、確かに共有している部分は多いです。

出生後の進行運でも、多くの星が結ぶハードアスペクト、ソフトアスペクトは同じものが多くなります。

しかし、そのアスペクトが影響を及ぼす範疇や項目は、出生時間の差によって変わってきます。

つまり同じ誕生日でも、同じ年に発生するソフトアスペクトが、仕事上に作用する場合もあれば結婚を招来する可能性もあるのです。

結婚時期や職業選択、健康、こういった項目は、生年月日が同じでも、数時間の誤差が大きく響く可能性が高いとお考えください。

では双子はどうなんだ?
というご質問が、当然発生する可能性がありますよね。

一卵性双生児で、出生時間も数分しか違わない。
遺伝子レベルでも、ホロスコープ上でも、まったくいっていいほど差のない二人。

そんな二人が、その後の結婚時期や仕事、運不運、大きく違っているという例を、私は過去の鑑定の中で数例知っています。

こういったケースで私が確信を深めているのは、その二人が一つのホロスコープの、ある部分を表現しているという可能性です。

かなり際だって、ホロスコープの一部分、あるいは半分を分担しているというようなケースもあるのです。

こういったことがなぜ起きるのか?

これは今後の研究課題なのですが、仮説的なものは抱いています。
やがて今回と同じように、なんらかの導きがあって、その答えを見いだせる出会いがあるとは思います。

謎は尽きないし、謎解きも飽きることがない。

なのです。