出雲行きで見えてきた意外な事実 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

相も変わらずの強行軍なのですが、出雲へ行って、そして帰ってきました。

予定通り、お昼頃には到着でき、八重垣神社、そして熊野大社へ参拝することができました。

島根には風がありましたが、気温は非常に暖かく、桜の花もきれいに咲いていて、春らしい日でした。

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八重垣神社の桜です。

じつは今回の参拝、過去の祈願のお礼、今後の祈願ということもあったのですが、今回はとある方の子宝授児祈願も兼ねてのことでした。

そのためにわざわざ行くということではなく、自分が今月中には行く予定にしていたところ、たまたまその方の祈願を代行するという流れになった次第。

ちゃんとその方のお名前、住所などもご神前で唱え、祈願致しましたし、その方のお名前でお供えをさせていただきました。


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八重垣神社は、日本最初の「夫婦」の神社という由緒なのですが、縁結び、家内安全、子孫繁栄、子宝授児などの御利益がある神社とされています。

実際、何度来ても気持ちの良い雰囲気の満ちているお社で、私は大好きです。

でも、今日はまったく意外な収穫がありました。

じつはこの八重垣神社の境内に、「山神神社」という末社があるのですが、今まであまり意識せずにいました。

ところが!

社務所で聞いてみると、この末社も八重垣神社と同じ御利益のある神社ということで、昔は近隣の地で祭られていたそうです。

それが後に、八重垣神社に合祀された。

「ですから、両方お参りされたらいいですよ」

と、社務所の巫女さんに教えて頂き、参ってみると……

御祭神は「大山祇命=オオヤマツミのミコト」「石長姫命=イワナガヒメのミコト」なのです。

そばに男性の性器を模した木彫りが供えられていたりするのですが……(あまりにもリアルすぎて、写真をお見せできないのが残念です)


じつは私が氏子総代を現在務めている地元の村の神社は「山村神社」といい、その御祭神はやはり同じ「大山祇命」で、この神社は古来、なぜか「乳の神様」とされていて、昔は女性の乳房を模したものがお供えにされていたそうなのです。

非常な類似点。

そこで頭をさっとよぎったのは、

「この山神神社と、私の村の神社は同じものではないのか」

ということでした。

むしろ陰と陽、対をなすようなものでは?

遠く離れた出雲と岡山南部の山中。

詳しい話をするときりがないのですが、周辺にかなり近似した神社を発見することもできます。


昔から出雲が好きだったのは、何か見えないそういうつながりがあるからなのかもしれません。

大山祇命。

この神話上、実態のよくわからない神様も……

いや、このへんにしておきましょう。

いろいろなことが見えてきた出雲行きでした。