え~。
3月に入り、我が家の奥さんの誕生日ランチに行ってきました。
いつもいつも苦労させている奥さん。
ろくに文句も言わずに、私や家族のために頑張ってくれている奥さん。
感謝<(_ _)>
実はこの前日、私は夜遅くまで面談鑑定をしており、しかも、そのときにちょっと依頼者のお一人からなにかを「受け」てしまったらしく、いきなり不調になってしまいました(たま~にですが、こういうことはあります)。
その夜は食欲もなし。
しかし、お互いの休みもなかなか合わない中、調整して予約した日。
当日の朝ご飯を抜きにして、「受け」たものを排除するための策を講じたところ、お店に向かっている間に空腹を感じるようになりました。
よし

これでガッツリ食べられるぞ。

てなわけで始まりました。
いつものきれいなガラスのお皿で出てきたのは、お魚のテリーヌ、マテ貝、甘エビです。
グリーンのソースは、パセリのソース。
でも、ぜんぜん青っぽくもなく、ほのか~に甘い。
テリーヌをこれにつけて食べると……なんというのか、テリーヌもこれという明白な味の主張があるわけでもないのですが、しかし、ソースと合わさって、なにかこう、呑み込んだ後にもふわっとした風味がたち上ってきます。
しかもテリーヌの中に、貝とか海老とか、お野菜とか、部分的に断片が含まれていて、その部位に当たると、そのお味も楽しめます。
テリーヌはいろいろと食べたことがありますが、もっとも淡泊で、それなのに味わいがある。
マテ貝は初めて食べましたが、歯ごたえがあり、なかなかおいしいです。
甘エビはいうまでもなく、甘く、鮮度が高いです。

今日は奥さんが運転してくれるので、私は前菜から白ワインを楽しんでいました。
すすむすすむ、ススム君です。
パンは、なんと今日はまずピザが来ました。
あと、バターブレッドですね。
ピザはこのお店に来て初めて。
アーティチョークとソーセージのトマトソースのピザ。
アーティチョークのピザなんて、食べるのは初めてだぞ。
しかも、うまい。
やべ、ワイン、なくなりそう


天然エビとムール貝の白ワイン風味生トマトソース・パスタ。
わかりますか~?
湯気がたち上っています。
ホンマ、目の前に来たときからすでにおいしい。
食べておいしい。
エビを食べておいしいし、ムール貝をたべておいしい。
このトマトソースですが、このお店に来始めて以来、もっともさっぱりしたさらさらソースです。
白ワインベースのようで、すっごくさっぱりしているのに、魚介の風味が濃厚に出ていて、パスタに絡みます。

リコッタチーズとソフト生ハムのトマトクリームソース・パスタ。
上の白いのがリコッタチーズです。
これ自体は私は食べたことがあるんですが、パスタと一緒にというのは初めて。
今日は初めてが多いです。
トマトクリームソースはこのお店で前にも当たったことがあるのですが、リコッタチーズを絡めて食べると、また別物

ふわふわのリコッタチーズと熱いパスタ、塩味の生ハムとの協奏曲です。
ちょっと待て~、こんなん誰が考えるんや~(もちろんご主人でしょうが)。
うめ~。
でも、個人的には同じトマトソースでも、今回は前述の白ワイン風味のやつのが好きでした。

「鯛のブイヤベースでございます」
お店の奥さんの説明を聞くまでもなく、見て驚きました。
ブイヤベース

まずお皿がええ。なんかこういかにもイタリアンな、地中海的です。
鯛に蛤、ホタテ、そして牡蠣!
鯛は一度ポアレされているようですね。
身がしっかりとしています。魚介のうまみがふんだんに出たトマトソースをすくい取って一緒に食べると、
……
……
……
……うまいo(;△;)o
うますぎる。お口の中は母なる海です(意味不明)。
今までこのお店のお魚料理に舌鼓を打ってきましたが、トップランクです。

お肉料理は仔牛のマスタードソース。
シンプルですが、マスタードソースはマスタードが強すぎず、骨付きの仔牛の濃厚過ぎないうまみと合っています。
子牛のお肉って、成牛のような脂がないのですが、そこがいいんですよね。
身が締まっていて、お肉本来の味がします。
私はといえば、赤ワインを追加注文。
やっぱ、お肉の時には赤でしょう。
ピザはとっくに食べて終えていたので、バターブレッドをつけてマスタードソースもたいらげてしまいます。
もちろん、ブイヤベースも。
今日はチョイスしたものが、トマトトマトしていたのですが、すべて味が異なっていて、二種のパスタとブイヤベース、そのすべてが単調ではありませんでした。
同じトマトでもここまで違いを打ち出せるとは……。

デザートはプリン・ア・ラ・モードでした。
このプリン。
ふわふわで甘みも極力抑えています。
生クリームも同様。
そうなんですよね~。
このお店はそれぞれの素材や特定の味覚に、異常に突出したものがない。
基本的に調和を目指していて、だから素材の良さ気が引き立つんですよね。
「至福の時」
というのを、二人で連発していました。
今月はうまくすればもう一度、家族四人で来る計画が。
娘は就職しますし、3月中でないとなかなか来られなくなるかもしれないので、もう一度、このお店のリポートがあるかも。
とりあえず、ごちそうさまでした。