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基本、男は幼稚です。
子供の頃だって、全体的には女性の方が早熟で、大人びていくのも早いけれど、男はいつまでたってもばかみたいなことに夢中になっていたり、子供っぽい部分をずっと残している傾向が強い。
まあ、これは全体傾向としては衆目の一致するところではないでしょうか。
そこから考えると、全体的には男は年を食っていた方が年齢相応の落ち着きなども身につけていくでしょうし、バランス的には男が年上、女が年下くらいで、精神年齢的にもちょうどいい。
この年の差が開けば開くほど、男に安心感を求める女性には、男の精神年齢も上がっていて、「頼れる」という傾向になってくるのかもしれませんね。
つまり男に主導してほしいとか、頼りたいとか、それなりの威厳とか風格とか持っていてほしいとか、いえば「父性」を求める女性には、男が年上の方がいいということになるでしょうね。
このあいだ、ある場所で看護士の女性が集まって話しているのがなにげに耳に入ってきたのですが、
「年下がいいっていう感覚が分からない」
という話で盛り上がっていました。
彼女たち三人はすべて、年下は頼りなくて、魅力を感じないタイプのようでした。
こういう人たちには年上の方がいいに決まってますね。
でも、世の中には年下の男性を好む女性もいますけれど。
また好むということでもなく、成り行き的に年下の男性とおつきあいしている女性もたくさんいます。
逆に。
年上の女性がいいという話は昔からあって、「金の草鞋(わらじ)を履いても探せ」とかいう格言めいたものまでありますよね。
姐さん女房のほうがうまく行く。
という俗説の根底にあるのも、じつは男の幼稚さとの関係だったりします。
要するに若い男はふらふらしていて頼りない。
そこをビシッを手綱を締めてくれつつ、やさしい包容力もある年上の女性の方が、男も伸びるし幸せになれるというような意味合いでしょう。
つまるところ、男は幼稚だ、という認識が昔からあったということですね。
問題はその男の幼稚さを成熟させ、感性に近づいていた方がいいか、それとも成長段階で関わった方がいいか、ということだと思います。
思うに年上年下というのは、たんなる「形」の問題でしかない。
要するに年上の女性がよいというのは、その女性が上記のような男を導く厳しさや優しさの両方をバランスよく持っている場合の話で、そういうキャラクターでもないのに単純に年上の女性がいいというのは、的はずれになるような気もします。
年上の男性の方がうまく行くというのは、相手の女性側が潜在的に「父性」を男性に求めている場合、うまく行く可能性が高いのではないでしょうか。
逆いえば、そのような気質を持っていればOKなわけで、若い男でもすでに成熟した考えや価値観に至っている男であれば、この条件を満たすことになります。
(この記事では経済上の問題は考えないでおきます)
占星術上、年上ということを表示する代表的な星は、土星です。
何を置いても、まず土星です。
たとえば配偶者を表示する星が土星そのものであったり、土星が関係していたり、また土星が非常に強い影響力を持つホロスコープの人は、年上の人間関係にかなり縁がありそうです。
こういったホロスコープの特徴を持てば、土星への愛着、土星的な人物に引かれる、引かれないまでもなぜか縁ができる、という傾向が出てきます。
この土星の内容の出方は様々です。
たんに年上の人物として出てくる場合もあるし、権威者、性格が厳しい、疑り深い、あるいは農業(土星)をしている、とか、いろいろなパターンが考えられますが、
占星術上は、この土星のコンディションが良好である場合、年上の異性と結婚してもうまく行く可能性が高いと言えます。
つまりこの問題には、男女別の正解はなく
「土星が良好な配偶者の表示星ならば、男女を問わずうまく行く可能性が高い」
という結果ですね。
土星がハードアスペクトだらけだと、うまく行くようになるには、かなりの努力や障害を乗り越える必要も出てくるでしょう。