お、おわった~! |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ビックリマークお……



おわった~~~!


はあはあ……354354


え? 
なにが終わったって?

大学の採点です。

今、大学では試験真っ盛り。

しかし、私の講義では試験を行いません。

そのため採点方法としては、適時配布するプリントをチェックするという方法を採っています。


そのプリントの提出が出席の証明にもなるし、書かれている内容を見て講義の理解度をチェックする。

また教えられたことだけでなく、自分の考えなどを文章にできているかなども、評価の対象となります。


後期では、合計8回ものプリントを配布しました。

これはつまり講義の2回に1回はかならずプリントが配られているという計算になります。

そして1回のプリントで、ざっと200枚弱のものが私の下へ返ってきます。


昨年の秋冬、私はけっこう忙しかったのですが、このプリントの採点がどれほどのプレッシャーとなり、ストレスとなったか。

他の仕事とのかねあいを考えると、「もう無理ビックリマーク」という臨界に達しました。


プリントを配布し、それを評価するというのは、大学のボランティア・プロフェッサーとなったときから貫いてきた方針でした。

その方が生徒とのコミュニケーションも取りやすいし、一回の試験で評価してしまうよりは、より多くの生徒をすくい上げることにもつながります。

しかし。

私自身の仕事の状況が、そのような悠長なやり方を続けることを難しくしてしまった。

だいたい、当初の頃と違って、受講生が非常に増えすぎた。

100人程度ならまだ良かったのですが、200となると……。


それになによりも!

この方式での弊害も、最近は目立つようになってきました。

なにか、というと、それは…

「授業をまじめに聴こうか聴くまいが、とりあえずプリントさえ出しておけばいいんだろ」

という生徒が増えてしまった。

結果、講義中に寝ている、あるいは手元でゲームをやっている、音楽を聴いている。

果ては授業の最初にプリントが配られ、それが回収されるや、講義をフケてしまう生徒(じつはその日、二度目のプリントを配っていて、誰がフケた不謹慎な生徒かわかっているのですが)。

まじめにやっている生徒も非常に多い。

これは確かで、非常に熱心に講義を聴いてくれ、「おもしろさ」を感じている生徒も多い。

それは回収したプリントからも感じます。

しかし、ふまじめでも出席さえしていれば、なにをしていても単位が取れる、というようなアンバランスが、どうにも目立ちすぎるようになってしまった。


そこで、私は来年度から自分の講義にも「試験」を導入することにしました。

それだけだと単位を落とす生徒も増えるでしょうから、多少の救済策を講じる予定ですが、これによって講義をちゃんと聴いて、理解することが、もう少し生徒の方に求められることになります。

今の状況を改善する一つの策です。

おそらく試験も行うし、理解度を判定するプリントも配布するという形になるでしょう。

これが最終的な方式とも思えないのですが、試行錯誤。

まだまだ学ぶべきことの多いzephyrです。