というわけでは、決してなかったのですが、せとうち児島ホテルにランチに行ってきました。
これは実際には前から決まっていたことで、たまたまそういう流れに。
曇り空どころか、天候は雨。
奥さんと一緒に出かけました。

トップレストランのポール・ブランからの眺め。
瀬戸大橋も瀬戸の島々もかすんでいます。
こんな眺めもそれなりに情緒があります。
頼んだのはランチコース。
実はこのランチのお肉料理。
これを見た瞬間から、絶対に食べに来ようと思っていたのです。

さて前菜です。
これ実際にはもう少し大きいです。
実は写真を撮るのを忘れて、少し食べてしまって

なんだろ、これ? という感じだと思うのですが、鱈の白子のカダイフ揚げです。
ふわっとした白子の食感と、縮緬状の衣のパリパリした食感のハーモニーが、なかなかいいです。
ソースは洋梨の、ほのかに甘いソース。
これとの取り合わせも、うん、納得。
ぺろりと平らげてしまいます。

次はスープです。
普通はその日のポタージュなんですが、シェフのご厚意でクラムチャウダーを出して頂きました。
うひょー。
野菜がいっぱいで、濃厚な熱々のチャウダー

すでにテーブルに来ていたバゲットと自家製の黒豆のパンと一緒に頂きます。
普通は、この後、お魚お肉かのチョイスになります。
それで1800円のランチなのですが、+1000円で両方楽しめるフルコースになります。

お魚は普段は、寒鰆のポアレでラヴィゴットソースなのですが、昨日はなんと!
ヒラメを出して頂きました(感涙)。
瀬戸内の平目のポアレ。
ケッパーなどの入った辛みのきいたラヴィゴットソースと、黒いのがバルサミコソース。
平目の縁側も、カリッとした感じでしっかりついていて、うまそ~。
いや、実際にうまい。
瀬戸内は本当に豊かな海です。

メインのお肉です。
ビーフシチューということになっていますが、要するにこれは牛肉の煮込みです。
なかなかしっかりとした赤ワインで煮込まれていて、しかもお肉、
ぷるっぷる、してます。
とろとろに煮込まれていて、やわらか~い。
これが食べたかったんですよね。
濃厚なソースがたまりません。
お肉は少ししっかりとした部分も残っていて、食べ応えがあります。
パンをつけて、ソースもたいらげちゃいます。

当然、デザートとアフタードリンクは付いています。
デザートは百合根のスープとショウガのブランマンジェ。
これ、なかなかいいです。
ブランマンジェは本当にショウガの風味がしますが、百合根のスープと一緒に食べると、ねっとりとした食感とほのかな甘みがいい感じです。
一緒にコーヒーを頂きながら、奥さん共々、満腹になりました。
ここの2800円のフルコースランチは、かなりお得です。
下手なところへ行くよりも、絶対にいい。
ディナーコースに匹敵するようなものが、お昼にリーズナブルに食べられるのですから。
ホテルを後にした私たちは、満腹のあまり眠気に誘われつつ、それでもこの日でないとできない用事を済ませるべく移動して、それから帰路につきました。
夕飯の時も、まったくお腹が減ってしませんでしたとさ。