すでにニュースで大々的に報じられておりますが、金正日総書記が急逝しました。
<2011年の朝鮮半島情勢>の記事には今年の北朝鮮に関するタロットを引いていました。
非常に露骨な出方をしていたのですが、金正日と金正恩親子の「法王」と「手品師」
権力委譲が行われる構図です。
その一方で窮乏する国。
二人のそばにいる「女帝」は金正日氏の妹かも知れませんね。
今朝のニュースを見て、思いました。
今年初めの解読では、これを国の窮乏を正そうとする人物ではないかとも書いていたのですが、実際にはこのタロット解釈にはそのようなものと、もう一つ、この女性自身が陰謀や悪しき考えを抱いているという読み方も可能です。
上段の最終カードは「悪魔」の逆位置で、これは国の窮乏を表現している一方で、この年の押し詰まったあたりで「独裁者」(=悪魔)がひっくり返ることを示していたようです。
しかし、これで見ると……。
うーん。
まあ、あまり深読みはやめておこう。
たぶん、それはない。
下段の「正義」のカードは、この事態が正される可能性を示唆していて、何とかバランスを取りながら現状維持するのではないか。
しかし、そこにはドロドロとした権力闘争などがのっかっていて(悪魔)、この「女帝」が事態の収拾に大きな役割を果たすということが見えてきます。
ただ、「正義」のカードは、解決のための手段であり、かならずしもうまくいくことが保証されているとは言い切れません。
この点については、また未来を別に見ていく必要はあるでしょう。
今年の春分図の中で、北朝鮮は国家元首である太陽は12ハウス(隠れる、引退)にあり、私はこの春分図が有効な期間、つまり来年の春分の日あたりまでに、金正日氏から金正恩氏への権力委譲がかなりの部分行われ、本人は引退する方向へ動く可能性もあると見ていましたが、よくよく考えればまだ金正恩氏は若すぎる。
つまりここで12ハウス太陽が示すのは、ずばり人生からの引退そのもの=死であった可能性も読み取れます。
この太陽は天王星と完全な合で、突然の死去、その原因は心臓(太陽)になる可能性もあったわけです。
もっとも太陽と天王星の合は、春分図ではどこの国も同じですから、国家によって出方も様々な違いが出てきます。
ただこの影響を非常に強く受ける指導者が、金正日総書記だった。
なぜか?
出生図の中で、太陽と天王星が非常に厳しいスクエアを持っていて、今もリアルタイムで天王星のハードアスペクトがあるため(1942.2.16という公表生年月日が正確ならば)。
まあ、こういったことは結果が出て、ようやく調べたりできるのですが。
なぜかというと、いくら世界の予測をすると言っても、それぞれの国家のチャートを読み、その国の元首のチャートも読み、それをつきあわせるなどという作業を行っていたら、正直、私は他の仕事がなんにもできなくなってしまいます。
たぶんその作業をやっているだけで、数ヶ月が過ぎてしまうでしょう。
今後の北朝鮮に関することは、また別に来年の予測で書くことにします。
個人的にはこの大きな世代交代によって、日朝間にある様々な問題、拉致問題、そして核の問題なども解決に向かうことを願わずにおれません。