12月の対処法 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

12月の全般的な運勢をお読みになって、いかがでしたでしょうか?

今月も先月と同じように、12星座全体を見回してみても、ある種の傾向が出ています。

それは「正義」「悪魔」の二枚が頻出していることです。

水のエレメントなど、三つの星座すべてにこの二枚が出ています。

他にも双子座、乙女座、水瓶座にこの二枚どちらもが展開されており、他の星座にもほとんどこのどちらかが含まれています。

どちらも含まれていないのは牡羊座のみです。

これは異常な偏りといえるでしょう。


「正義」と「悪魔」はまったく対極的なことを表示するカードに思えます。

しかし、「正義」も逆位置だと「不正」を表示し、これは「悪魔」の嘘、ごまかし、詐欺などの意味合いに重なってきます。

つまり12月は、世界全体的な傾向として、こういった「不正行為」や「詐欺」といった内容の出来事が取りざたされるかもしれません。

また風潮としてそのようなものが蔓延しやすいのかもしれず、そう考えると私たち一人一人の行動としては「正義」の正位置であることが望まれることになります。

不正なことに手を染めない、嘘やごまかしをしない、人をだまさない、といったことです。

法的にも倫理的にも正しいと思える自分でいること。

これが基本的な対処法として、まずあると思います。

また事態の改善や収拾のために、法的な措置を必要とするケースもあり、裁判ニュースも増えるかもしれません。


もう一つは「悪魔」の表示するこの世の物質的な価値や富、お金といった問題です。

財政破綻や危機、これはかなり厳しい傾向として出てくるのかもしれず、その対処にも「正義」の示すバランスや適切な処置、場合によっては手術的な荒療治も必要になってくるのかもしれません。

「悪魔」には隷属的な労働や、子供の問題なども含まれます。

そういえば先頃、ソマリアへの人道的支援が困難になるかもしれないという報道を目にしました。
内戦を起こしている大人たちのエゴで、子供たちの命が日々犠牲にされている……。

このような子供たちのことが、大きく取り上げられることがあるのかもしれません。

いずれにせよ、今月、私たちは一人一人が正しくあること、そしてバランスというものを大事にしていくことを求められるようです。