読まれる方へ。
占星術やタロットによる世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
毎月のタロットを始める動機は、すでに<毎月の12星座別運勢の記事について>でお書きしました。
占星術ではなくタロットで、こうした運勢を占ってみようというのには、そもそもいくつかの研究目的がありました。
一つはタロットで得た結論がどこまで占星術のそれと符合するのか、チェックしてみたいということ。
また占星術では、特定の国家にも一つの星座を配当することができるという考えが伝統的にあります。
ところがこれを特定できない国家も、けっこう多いのです。
たとえば日本は建国記念日を2月11日としておりますが、これは日本書紀の神武天皇の即位が辛酉年の正月、庚辰の日の朔(1月1日)だと記述しているからで、これ新暦に直すと、2月11日に当たるらしいのですが、これはほとんど神話上の伝説で、真実とは信じられておりません。
日本は星座としては、天秤座や牡牛座が配当されるのではないかという説が以前からあります。
天皇陛下が江戸城に入った時を始まりとするとか、戦後の憲法公布を起源とするなど、いくつもの説があり、実は定説がありません。
こういった古くから論じられてきたのに、結論が出ないことを私が検証しても、普通のやり方では結論は出ないだろう、という考えの下に、
タロットで運勢を見てみることを考えつきました。
たとえば今回、非常に大きな洪水被害を出したタイ。
これも建国ははっきりとしません。
タイも王朝だからです。
建国は1238年のスコータイ王朝の成立に遡ると言われていますが、これも伝承でしかなく、年代も月まわりも定かでありません。
しかし、今回10月のタロット展開を見てみると、山羊座のそれがもっともタイの実情を表現しているのではないかと推定できます。
つまり星座としては山羊座なのではないか?
こういった推定を立てた上で、今後いくつかの出来事を占星術で検証していけば、「ああ、やっぱり山羊座がタイなのではないか?」という仮説をくみ上げることができます。
私は日本に関しては、この一見、荒唐無稽な2月11日という水瓶座が、ある程度当たっているのではないかと思っています。
なぜなら出生日を変更して届けてしている人も、真実の誕生日よりもその変更された日の方が、現実をうまく表現していることがあるからです。
つまり嘘でも、それは何らかの運勢的な変更の結果だという考え方ですね。
これは以前から言われていることではあります。
そう疑える根拠は、今回の震災や阪神大震災の時にも確認でき、もしかすると……と思っているのですが、これも研究段階です。
しかし、こういった情報を積み上げていかないと、根本的には災害の発生する地域の特定は難しいかもしれないということは感じています。
今回、トルコにも被害地震が発生し、トルコは1923年の10月29日の国家成立という歴史的な事実があります。
これは星座で言えば、蠍座になります。
トルコの地震は10月23日で天秤座29.67度という太陽度数で起きておりますが、これは場合によっては蠍座にも影響があると考えても良い配置です。
要するに蠍座と天秤座の境界線上に太陽はあったわけです。
そして10月のタロットの天秤座には「神の家」の逆転が見られます。
毎月のタロットは「その月の○○座の運勢は?」という漠然としたお題で引いていますが、該当の時期がそのまま星座の時期に当たっていて、そこに災害的な表示があれば、その時期中に何らかの出来事が起きる可能性も考えられます。
こういったことを検証する目的もあって始めたのが、毎月の占いだったわけです。
だから、「某月の○○座は?」なのです。
このブログの読者は99%、日本人か日本に在住するか関わって日本語が読める方が読者です。
わざわざ英語翻訳して読んでいるというような報告は受けたことがありません。
だから、本来、もっと精度を上げたいのなら、「日本に関わる○○座の運勢は?」という問いかけをした方がよいのです(これは前に一度やったことがあります)。
その方が日本の牡羊座が、魚座が、乙女座が、どんな運勢なのか、もうちょっと焦点が絞れたものになります。
しかし、そうしないのはこのタロットを通じて、世界的なこともチェックしてみたいという研究目的があるからです。
これは私が個人的な興味でやっていることなので、ブログであえて発表する必要も、じつはありません。
自分でデータを持っておいて検証すれば良いわけで。
皆さんに向けて公表しているのは、言わばおまけみたいなもので、これを役立ててくださるかどうかは、ご本人次第です。
読みたくない人は読まなければいいし、しょせんは「世界全体のある星座の傾向」を出したものに過ぎないので、個人の運勢を解読するのとはわけが違っています。
個人のことは個人のホロスコープで見るべきです。
しかし、それとは異なる全体的な流れや運勢もある。
私と同様に、それを見たいと思う人だけが読めばよい。
そして、この11月なのですが。
明日、11月の処世術についてお書きすることにします。
明日の記事は当面、アメンバー記事となる予定です。