読まれる方へ。
占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
今日の午前4時55分頃、正確な新月でした。
新月の祈りをされる方は、今日の未明でも良かったと思いますし、また今夜でも良いと思います。
<新月のマジック>を参照してください。
太陽と月は蠍座の3.04度で合。
「火のともったろうそくを運ぶ若者」
というのがこのサビアンシンボルです。
このサビアンは、非常に親密な人との交流に没入する傾向があるといわれます。
人間感情でも性的な意味でも。
このひと月間に、そういった濃密な人間関係の中に入っていく傾向が全体にあると思われます。
ただこの太陽と月は、木星とかなり正確なオポジション(=180度)で、非常に親しい人との間に問題が発生する可能性も指摘できます。
解決策は優しさや思いやりです。
国家間では非常に近かった国同士の間での問題浮上ということもあり得るでしょう。
また結束力の強い宗教的な組織の内部の問題として起き得ます。
全体的な傾向で、人が互いの結びつきを強めようとするというのは、おそらくあると思われます。
以前にも書いたことがあると思うのですが、私はこの10月末の新月図が非常に厳しいもので、今年の一つの山場になるのではないかと感じてきました。
先日トルコで痛ましい地震が起きたばかりですが、おそらくこのホロスコープだと災害が非常に目立つのではないかと思われます。
地震は被害を出すようなものが、世界のどこかでまた起きるのではないかと思われます。
地震ということだけに限定せずに、何らかの災害が発生しそうなのは、以下の地域という事前観測ができます(あくまでもチャート上の見方の一つで絶対的なものではありません)。
以下の地域に挙げているものと同経度は、南北軸で範疇に入っているとお考えください。
①
パプア・ニューギニアなどのニューギニア島付近。
オーストラリア大陸のやや内陸(中央より東側)。
カムチャッカ半島付近。
②
イラン。
カスピ海周辺。
③
ヨーロッパ(あえて限定すれば、イタリアやギリシア)。
アフリカ東部、ソマリアやエチオピア。
アラビア半島付近。
イスラエル付近。
④
南太平洋、タヒチ付近。
また火星の影響力が非常に強い地域として、
⑤
インド、パキスタン。
中国内陸の西部(チベットやウイグル地区)。
今回の複合ハードアスペクトは、いくつもの刺激するポイントを持っていて、他にもいくつか危険な地域はやればやるほど発見できるでしょうが、もっとも目立っていそうなものを取り上げました。
日本は①の経度の中に含まれているのではないか?
たしかに含まれていますが、危険度はやや低いと見ていますし、私は別な観点から日本では震災的なものは当面はないと考えています。
ただ今回のホロスコープが示すものと無縁ということも考えにくい。
日本ではこのひと月、一種、気鬱な空気が社会に広がる可能性があります。
経済上の問題であったり、原発の放射能汚染の問題が原因であったりするかもしれませんが、全体に抑圧的なものを感じます。
ここは辛抱のしどころ。
ここで耐えて、次につなげるのが賢いやり方ではないかと思います。
意外に2ハウスに金星があって、このコンディションが良いのが救いです。
抑圧的な空気の中でも、経済には光が見えてくる時期になるかもしれません。
また火星の勢いが日本ではよい意味で強く、スポーツや技術が新しい希望を与えてくれるか?
日本という枠は外して。
大きな事件がいくつか予定されているホロスコープだろうと思います。
この中には犯罪的なものも含まれていると思われます。
今年はもうすでに災害にせよ、国家の倒壊にせよ、いくつもの出来事が起きてきているので、ある意味では目立ったものではないかもしれないのですが、今年全体を象徴するような月になる可能性はあります。
同様な流れの中で、節目になるだろうと思うのです。
航空機や宇宙機に関する事故が、再び顕著になる可能性があります。
これも今年を象徴するものかもしれません。
海王星とキロンの働きが非常に強く、医療や癒しに関わる人の役割が大きくなりそうです。
個人でも他人への優しさがキイとなりそうです。
ばたばたがやがやしているかもしれませんが、そんなときにこそ優しくありたいものです。