9月27日の新月図の解読 |  ZEPHYR

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9/27 20:08
新月です。

この新月図の解読を行っておきたいと思います。
なかなかシビアなホロスコープ・チャートで、「う~ん、どうしようかな~」と思ったのですが、やはり厳しい事態は放っておいてもやってくるし、やはり立ち向かっていかなければなりませんし、そのための心構えを持っておくことも必要です。

このチャートでは、天王星、冥王星、太陽、月、水星が非常に厳しいTスクエアを形成します。
おそらく、今年の中でも厳しさは、かなりのもの。
3月のそれに次ぐものかと思われます。

しかし、非常に大きな意味を持つ新月図ではないかと思われるのです。
その一つが、太陽と月(新月なので当然、合です)のサビアンシンボルです。

自分の生徒に、「新しい世界」を建設可能にする、内的な知恵の基礎を秋からにする人
心の内面の知識を教える男



といったものです。
このシンボルでは、ごく身近な親しい人たちとの間の関係や会話の中で、自分のなすべきことや本当の目的を見いだすといった傾向があるようです。
しかし、それは個人のことで、世界的全体的にはもう少し違った出方をするのではないかと思えます。とくに「新しい世界」とその建設に関わるフレーズがあることには注目に値します。

天王星・冥王星のコンビは、ここのところの世界に、かなり乱暴なやり方で「改変」を迫ってきています。中東やアフリカで起きている事態や、通貨や金融、さまざまな国での財政、あるリミットが来たと知らせているかのようです。
このアスペクトの持続期間や、これまでとこれからの新月図の流れを、ざーっと見た感じでは、ここら辺が一つのターニングポイントに当たるのかもしれません。

この9/27以降の約ひと月、大きな動きがあるのではないかと予測されます。
といっても、日本はすでにこの洗礼を受けてしまっていて、これまで以上のものはさすがにないだろうと思います。
そう判断するのには別な理由もあるのですが、ともかく世界的に「改変」の動きが目立って出る可能性があります。

新しい国家、現政権の打倒、既存の国家の根本的抜本的な改革。
この新月図を中心にあるのではないか。
そして逆にその改変に失敗する国も出てくる(長い目で見たときには)と思われます。

しかし、この天秤座5度のサビアンシンボルは、内的な知識ということに主眼があります。
そう考えると、現実的な行動ばかりではなく、この世界を改変するための切り札的な知識の登場も期待したいところです。
こんな究極的なものは、ソフトアスペクトではまず登場しませんので、この厳しいハードアスペクトだからこその働きを。

火星が太陽と月、天王星などと良いアスペクトを取っていることから、もしそれがあるとすれば「技術」だろうと思えます。
またスポーツの世界でこれまでの常識を破るような出来事があるかもしれません。
大きな希望を与えてくれるのもスポーツかも。

自動車。
これも火星なので、ここで化石燃料に頼らない新技術が公開されるとか、発売されるとか。

火星は冥王星とも150度で、かなりきな臭い側面も持っています。
紛争や戦乱の激化も十分にあり得ます。
この新月図の中でアスペクトのもっとも集中しているのは火星で、大きな犯罪や事故、事件も起きる可能性は高い。
火山活動や爆発的な出来事に関する懸念は、強く感じます。

こないだのフランスのような、またぞろ原発事故など起きねば良いのですが。

全体に経済は抑制された傾向にありそうです。
ぱっとしない。

日本に絞った解釈をすると、アセンダントは太陽や月とトラインで、この新月図の良い面を受け取れそうです。

鉄道や物流、交通、あるいは情報通信などに問題が発生するかも。

国民の健康や労働環境に関することがクローズアップされる。
なにかの病気、病原菌、感染症などが取りざたされる?

火山活動は、日本は特に警戒。
どっちかというと、西日本の方面。

気象的な災害。
地震も疑えば、若干の懸念がありますが、どちらかというと他の災害ではないかと。


日本を離れます。

災害的な出来事や火星的な出来事は、今のこの新月図では9月末から10月に入ってすぐが懸念されます(まずはそこ)。

パレスチナ問題でしょうか? アメリカの立場は非常に厳しい。
様々な意味合いで、この新月期間はアメリカには危機的な状況が示されています。
しかし、前述の火星だけがアメリカを救ってくれるかも。
しかし、この場合の火星って、軍事行動であったり軍需産業である可能性も否定できないのがアメリカ。

アメリカは新しい世界の建設に関して、まるで崖っぷちに立っているような印象を受けます。
しかし、今回のサビアンシンボルにもっとも縁の深い国はアメリカだと断定できます。
この先の世界に何か希望を示してくれることを期待。
きわどいところで転換できれば、アメリカは新しい世界の建設でも主導的になれる?
このひと月、大きな失敗をしでかす可能性も高い。

火山活動は日本だけではなく、インドネシアなどの太平洋諸国で起きる可能性があり。

ヨーロッパやアフリカの経度諸国では、この新月図はあまりにも厳しい。
大きな政変や紛争、混乱が予測される。
イスラエル、エジプトといった地域も、これには十分含まれ得る。

今回の新月図では、火星の脅威も強く感じます。
一方で新技術などの期待もふくらむのですが、かなり荒々しいひと月となる予感がします。
できうるならば、この火星の意味を、多くの国々と人々が、良い意味で活用してもらえたら……そのように願う新月図です。