読まれる方へ。
占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
8/29の新月図の解読です。
正確な新月は、12時3分か4分くらいですが、この日は目立ったボイド・タイムもなく、皆さん、この日の夜にでも新月の祈りをなさってくださいね~。
<新月のマジック>参照。
さて、いつものようにサビアンシンボルから入ろうかな。
乙女座の5.45度、シンボル上は6度ですが、これは「メリーゴーランド」です。
これは日常的な生活の中に遊びや楽しみを見いだすシンボルで、どちらかというと大きな変化はなく、同じところをぐるぐる回っていることで、内的な充実を図っていこうとするものです。
日本ではこのサビアンシンボルを持つ太陽と月が、同じ乙女座11度のMCと合になっており、これは国家の顔と解釈すべきか。
とすれば、このシンボル下で登場する民主党の新代表。
これがメリーゴーランド的だという見方も可能でしょう(少なくともこのひと月はそのような印象が強い)。
国民目線からは「何が変わったんだ?」「何か違うの?」「やっぱり同じじゃない」という落胆に転じる危険性も。
しかし、このシンボルは内的な充実は図れるはずで、そのように見えながらも中身を詰めていくことができるはず。
しかし、へたをすると新代表が本当にメリーゴーランドに乗って喜んでいるだけ、というかなり滑稽な構図も頭に浮かんでしまいます。
そうならない英知を備えた人の登場を望みますが。
この太陽と月は、同じ星座の金星と合で、この金星は木星トラインです。
太陽と月もゆるいけどトライン。
バックアップ、援助が受けられる一方で、不安要因も。
それは対抗する魚座のキロンとのオポジション=180度。
意味合い的なものから考えても、流通の不調、医療や健康の問題に直面する。
流通は物流もそうですが、マネーの流通もあり。現在の為替相場や株価の安定に対して、有効な手だてがない? あるいは何かしらの失敗をさらけ出す。
対外的なコミュニケーション能力も問われるかもしれません。
言動が一致しない、あるいはころころ変わるといったことも。
また海産物などの汚染の問題が表面化など。
太陽と月は、冥王星ともかなり正確なトラインで、遅々とした歩みではあるかもしれませんが、原発は収束に向かって推移していくはず。
その中で、機能的な障害や故障、不調が伝えられることはあると思われます。
日本の国会、議会の運営は相も変わらず厳しそう。
大連立なるものは、この新月図の中ではなさそう。
おそらく日本やアメリカでは、気象的な災害、もしくは目立った地震がある?
日本ではどちらかというと、西日本や九州、沖縄といった方面が暗示としては強そう。
世界全体の傾向として解読した場合、経済を支える為替や株価などの安定感はまだなく、乱高下を繰り返す可能性の方が高い。
この点では、まだこの新月図の中に光明が見える状態ではありません。残念ながら。
しかし、金星の状態は良い方で、それほど悲観しなくても良いと思います。安定感を欠いているだけで、決定的に悪い方へ傾くといったこともないはず。
先月に続き慶事の報道が多く見られるかもしれません(先月も同様なものがあったのですが、現実に大物芸能人の年の差婚などがあった)。
気になるのは、火星、土星、海王星に結ばれている複合アスペクトで、海難事故や海賊行為の目立った事件が起きる可能性も読み取れます。
あるいはこれだと愛憎の絡んだ重大な犯罪というようなことも。
インドから中東地域では、この火星の力が強く、テロや紛争の激化もあると思われます。
今カダフィ大佐の独裁政権を崩壊に追いやったリビアでは、木星が空の頂上に。
自由(木星)を勝ち取った歓喜が見られそう(内戦の是非などは、ここでは取り上げません。これが良いとか悪いとかいう判断ではなく、単純に星から読み取れる事象について解読しています。個人的にはアフリカの諸国に、早く平穏と秩序、そして飢えた子供たちに食料や医療が提供されることを願います)。
この新月図には、災害的な要素はややはっきり出ていて、いくつもポイントがあるために絞りにくいのですが、南北のアメリカ大陸がもっとも気になります。
日本やオーストラリアなどと同経度も気になりますが、もっと絞ればソロモン諸島やヴァヌアツあたりでしょうか。
中国(と同経度)は水害の懸念。
地震(災害)の発生ポイントとして、ありそうなのが東経100度付近から165度くらいの間ですが、その中でも台湾やフィピリンのある120度付近から160度付近までのエリアの方が強く感じます。
もちろんこの中には日本も入っているのですが、この新月図の中に非常に巨大な災害の予兆は感じません。ここは重要なところです。
今年の3/5の新月図には、それが非常に強くありましたが、それは今にして考えると、ちょっと桁違いのものでした。逆に言うと、それだけのものがないと、3.11のような被害は起きないとも考えられます。
災害が起きやすい、あるいは世間的にも大きなポイントとなりそうなのは、9/10~15と21~29の二つのポイント。
下旬は波状的にいくつかの波が連続してきます。
上記の地域や時期は、あくまでも新月図を情報源としています。
世界全体のことを考えても、今回の新月図は今ひとつ発展性や進展ということでは乏しいかなという気がします。
良いことも悪いことも含めて、このひと月は充填期間なのかもしれません。
来月の大きな節目へ向けて。