読まれる方へ
占星術による世相や出来事の解読、および予測には、何ら科学的な根拠はありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
世界経済の要、ニューヨークのウォール街で大規模なデモが行われ、多数の逮捕者が出続けているようです。
このデモは、最初、9月17日に1000人程度の規模で始まったようですが、その後、規模が拡大。
1日には、5000人以上がブルックリン橋へ行進、700人以上が逮捕される一方、このデモはロサンゼルスなどにも飛び火。
今回の新月図で、アメリカが非常に厳しい状態にあることは指摘していましたが
<9月27日の新月図の解読>
そこには
自分の生徒に「新しい世界」を建設可能にする、内的な知恵の基礎を明らかにする人
というサビアンシンボルが横たわっていました。
「新しい世界」
なるほど、と感じました。
このような出方をするとは。
しかし、火星がシングルトン化している現象で、「デモ」は大いに考えられる可能性です。
過去にも火星が関与する大きなデモはありました。
先月の27日と言えば、火星のハードアスペクトは強い時期で、ここから始まっている。
この日はまだ火星は蟹座にあって力を減退させていましたが、19日には獅子座に入り、その後、先月末頃からじょじょにシングルトン傾向を強めていました。
先月末から今月の初めに火星のハードアスペクトが強まることはすでに触れていましたが、ここで大きなデモとなって逮捕者まで出た。
「金融ゲームにうつつを抜かす1%の大金持ちのせいで、私たち99%が苦しんでいる」
こういった潜在的な不満、そして格差。
新しい世界の明確なビジョンは、このデモの中には見受けられませんが、集合無意識の中でこの現状を変えたいという強い衝動が生まれ、波及したのでしょうか?
実際のところ、私も今の世界経済のあり方自体、問題があると考えています。
それは<経済と金融の背後にあるもの>でも書きました。
一部の投資家たちの不安定な精神で、経済や金融が右往左往している今のシステム自体に、根深い問題があると思います。
これではたぶん、今後の世界経済は安定しない。
では、どうすればよいのかということは、本当に頭のいい経済の学者さんなり
がビジョンを出してほしいのですが(私も何か思いつくことがあれば、いずれ記事にします)。
この新月図の下で、もっとも明確にその意味が出てくるのがアメリカ。
それは間違いなかった。
それはこういった社会システム自体への反抗、憤懣であった。
これはまだ拡大するかもしれません。
火星の動きと共に、見守りたいと思います。