10月になりました。
すっかり秋らしいさわやかな風になってきましたね~。
山の中にある我が家など、夜なんか、ちょっと肌寒いくらいです。
さて、今日の記事は「10月の処世術」
これは先日の12星座のタロットカードの結論から推定できる、今月の私たち全体のありようについて触れるものです。
ただし、個人の鑑定というのではないので、あくまでも参考までにおとどめください。
12星座に類別したものよりも、さらにおおざっぱなものです。
それでも何らかの意味はあるだろうと思っています。
なぜなら。
12星座のタロットを見返してみてください。
ご自分の星座、あるいは親しい人の星座しかご覧になっていなかったかもしれませんが、無関係な星座もざっと見てください。
気づくことはありませんか?
そうなのです。
「斎王」「隠者」が異常な回数で登場している。
しかも、正位置で。
この二枚のうち一枚が逆位置で展開に出ていたのは、山羊座オンリーで、他は出るときは必ず正位置になっています。
山羊座も「隠者」は逆ですが、「斎王」は正位置。
この二枚をここで取り上げるのは、「斎王」と「隠者」が共通した意味合いを持つカードだからです。
「秘密」「書物」「知恵」
こういったキイワードで結ばれているのです。
これらが正位置で出る確率が高いということは、そのまま10月はこういったものが事態の解決に役立つ、という全体傾向を持っているということ。
知恵や良きアドバイスができる人物が必要とされ、また古い伝統的な知識などが見直されたり、現代に適用して有効だということも示すでしょう。
「斎王」も「隠者」も能動的なカードではありませんから、積極行動は控えた方が良いというのも全体傾向としてある。
私がこのように考える根拠は、占星術の方にもあって、現在すでに火星がシングルトン的な役割を果たしています。
シングルトンというのは一つだけ離れた天体が、大きな影響力を発揮することを言います。
この火星が獅子座を運行するため、10月の獅子座は非常にタロット展開も荒れた感じになっています。
騒動を引き起こす人物、出来事、国家。
こういった領域に獅子座が絡んでくるだろうということは、たとえばヨーロッパではイタリア、フランスなどで大きな問題が起きるかもしれないのですが(フランスの原発など懸念されます)、そういった星座的な領域に絞り込まなくても、今月は争いごとが多い月になりそうなのです。
とくに月の中旬、10日以降あたりからこの傾向は顕著になるだろうし、全体に波長が乱れる月になるはずです。
テロ(戦争)や事故、犯罪も目立つでしょう。
こういった世間が荒れたときに、積極行動は控えるのが当たり前ですし、何事か起きたからといって、衝動的に動き始めると、かえってダメージを受けることも多いでしょう。
「斎王」と「隠者」が一枚も出ていない星座が二つだけあって、それは牡羊座と射手座です。
しかし、その射手座にしても最終カードは「吊し」で、「動くな、傍観していろ」ですから、やはり今月はよほど「静的」に過ごすことが大事な月なのです。
ほかに三枚正位置で終わっている双子座、牡牛座も「斎王」がかならず同じ三枚目の位置に出ていて、やはり静かにしていることは強調されています。
こういった条件を外しても良さそうなのは、牡羊座だけです。
この星座だけが能動的な展開になっています。
これは異常なことと言えます。
牡羊座といえば、火星が支配星なのですが、ここにも何らかのホロスコープとの符合を感じます。
シングルトンとなって、一つだけ活動的な火星。
これが牡羊座にとって、トラインにあたる星座、獅子座を運行しているのですから、牡羊座にとっては好都合な運気といえます。
ここに牡羊座の運気が、ある程度反映されているのかもしれません。
射手座も運気的に悪いわけではないのは、やはり獅子座・火星がトラインになるからでしょうが、暴走は厳に戒められています。
こうして俯瞰してみると、タロット展開はチャートと実にうまく合致していることが分かります。
「斎王」「隠者」の持つ知恵こそが、10月を渡っていく私たちに必要とされる、重要なアイテムだと断定できるでしょう。
どちらかといえばひっそりと過ごすこと。
そして、目立たぬところで知識を学び、自分自身の力を養成し、そして次のサイクルに向かっていくというのが、10月の処世術ということになるでしょうか。
たぶん、ここに解読している以外のカードの意味合いも、今月現れてくると思いますが、それがどのような出方をするか、私は興味深く見守りたいと思います。