昨日はこのブログに時々コメントしてくださるハグミさんと、ランチに行きました。
じつはハグミさん、この夏にはお中元にエビス・ビールをくださったり、なにかとお礼をしないといけないことが積み重なっていました。
それで、先日のルミネセンツァのランチのときにもお誘いしたのですが(妻とUさん、Mさんと四人のランチのとき)、お仕事の都合で参加できず、とても悔しい思いをさせてしまいました。
それで今月二回目のランチという運びになりました。
さてさて、どんな料理を食べさせてくれるのかな~


オードブルが出てきました。
いつのものようにカルパッチョ。
スジカツオ、鯛、黒鯛、サーモン、サワラなど。
見た目にも華やかなひと皿。
まるで花が咲いているよう。
いつものさわやかなドレッシングが、新鮮なお野菜と海の幸とのハーモニーをお口の中で奏でます。
パンはトマトのパンとバターブレッドでした。

私のチョイスした、イイダコのトマトソース・パスタ。
いや、これ、たくさんイイダコが!
しかも、ぷりぷりしてます。
噛むとしっかりと歯ごたえがあり、トマトソースがいつまでもお口の中でええ仕事をしてくれます。
トマトソースは、ここのお店としてはやや濃厚ですが、酸味もあまり強くなく、イイダコとのバランスが優れています。
このパスタだけでも、充実したランチなのですが、この後、メインがありますからね~。

ハグミさんのチョイスしたのは、アサリのボンゴレ。
白ワインソースです。
「アサリ、あまり好きじゃない」とかなんとか言いながら、なぜそれを選ぶ?
実際、食べてみると「おいしい」を連発するんだから、ただの食べず嫌い?
こちらのパスタは非常にさっぱりしていて、淡泊です。
でも、しっかりアサリの風味が出ていて、これもいいですなあ~。

さあ、私のメインは「カモ」です。
お店の奥さんが説明してくれたときに、「お、カモ! 珍しい!」と飛びつきました。
カモといえば、フルーツ系のソースが一般的には知られていますが、これは下にキノコのリゾットが!
このリゾット、単独で食べてもうますぎる!
何とも言えぬうまさの詰まったリゾットと共にカモを食べると、これがまた!
カモはロースとされていますが、臭みも癖もなく、しっかりした歯ごたえ。
やべえ、これ。
うま過ぎる。

ハグミさんのメインはスズキ。
見た目にもきれいな盛りつけですな~。
スズキとしか説明されていなかったのですが、パイ生地で包んで、下にスズキ、その上にスズキと何かのムースのようなものが詰まっています。
ソースは濃厚な甲殻類ベースのソースで、これを少し分けて頂きましたが、全部一緒に食べると、げげ、なんじゃ、これは

柔らかなムースの食感とスズキの身の歯ごたえ、パイ生地に吸われたソースが渾然一体となって、奏でる奏でる、交響曲を。
「叫んでいいかな」と、ハグミさん。
うめー

壊れかけています(実際には叫びませんでしたが)。

デザートが運ばれてきました。
奥さんが説明してくれたのですが、最初よく聞き取れず。
「なに? ずっばい?」
「ずっぱいって、なに?」
後でコーヒーを持ってきてくれたときに聞き直すと、
「マロンのズッパ・イングレーゼ」だそうです。
イタリア人がイギリス人を評して、なんでもイギリス人はぐしゃぐしゃにつけて食べるので、このなにやら生地にいろんな物が挟まって、しみこんでいるこのデザートにイングレーゼ(イングランド)の名前を付けたらしい……。
ちとイギリスへの偏見っぽいですが、いや、デザートはマロンの風味とすぎない甘みがミックスされてGOOD!
アイスクリームは、ミルクのジェラート。
このミルクのジェラートは、いつ食べても幸せな気分にさせてくれます。

そんなこんなで、コーヒーにはやっぱり、ゲロゲロ君。
ビッグサイズのゲロゲロ君でした。
帰りにご主人がまた自宅で作っているという葡萄、ロザリオビアンコを一房くださいました。
え~~~\(゜□゜)/

そんなあ。
前にももらったから、お返しに我が家の椎茸をお届けしたのですが、これじゃ、あんまりアンバランス。
ロザリオビアンコは、マスカットアレキサンドリアとの交配種で高級葡萄。
申し訳なし。
せめてのお礼に、この記事を。
また行きます。