時折このブログに登場するレストランですが、昨日、行ってまいりました。
ちょっと前に行ったという話をすると、
「え~、いいなあ、行きたい行きたあい、行きた~い」
とUさんが、ごねたので(笑)。
まあ、冗談ですけど。
Uさんはかつての仕事のお仲間。
そして、ミュージカルでは若き女座長を務めてくれた人。
彼女とMさん(Uさんがかつて働いていた場所で今もがんばっている女の子)、そして私の奥さん。
この四人で行きました。
この記事は、いつもすばらしい料理を提供してくださる、お店の方への感謝を込めて書かせて頂きます。

てなわけで、今日のブログは長いぞ~。
オードブル。
すてきな透き通ったガラスの器に載ってきたのは、甘エビ、マグロ、シマアジ、マダイ、マダコなどのカルパッチョです。
魚は臭みなどみじんもなく、ただたださわやかに食べられます。
奥さんが一緒だったので、私は甘えて白ワインをグラスで頂きました。
くー、たまんねえ。

パンはバターロールと、トマトとチーズのパン。
トマト風味のパンには、たしかにチーズの断片もあるんですが、生地にも練り込んでるのか、チーズの風味がします。
みんな、後でパスタやメインディッシュのソースをつけて食べようと思っているのか、パンはセーブ気味。
久しぶりに会ったUさんとMさんは話が弾みます。
この二人を会わせてやろうという、そういう想いもあってのランチだったんですよね。
さて、どんどん行きましょう。

奥さんのチョイスしたのは、ケンサキイカのドライトマト・パスタ。
イカが……イカが……
見た目にもほっこりしていておいしそう。
しかも、このドライトマト、何とも言えぬ甘みがある。
うーむ。
これもよかったかも。

Mさんのチョイスしたアサリのトマトソース。
これもアサリの香りが……香りが……
泣けてきそうです。
このお店のトマトソースはいつもとてもナチュラル。
あっさりしていてパスタを引き立てます。
お店によっては、ソースが主役になっているようなところもあると思うんですが、バランスが良いんですね。

「今日のパスタ」をお店の奥様が説明してくださるときに、「アワオドリのオイルソース・パスタ」という言葉を聞き、私とUさんは頭の中で
「オイルソースにまみれながら阿波踊りをしている」図が浮かんでしまったのですが、阿波雄鶏ということらしいです。
それがこれ。
この鶏、味があっていいよ!(そりゃあ、味はどんなのでもありますが、鶏本来のうまみというのか)。
オイルソースとのマッチングも最高。
ええわあ、これ。

私と奥さんのメインディッシュ・チョイス。
お魚料理は、スズキのザバイネ・グラタン。
ほー。
私、グラタン大好きなんですが、魚の身にもほんのりソースのように乗せて、こんがり焼き上がっています。
しかも何段か、重ねられているが、一番下はどうやらパン生地。
間に挟まれているのは、なんぞや?
と思って、魚をどかして見ると

な、な、なんと。
信じられないくらい大きくて分厚い、ホタテ貝柱!
まるでステーキ。
これにナイフを入れるの、けっこう力がいりました。
歯ごたえもすごい。
スズキもグラタンソースとよく合います。
とりあえず三段重ねて食べちゃいます。

UさんとMさんのチョイスしたのはお肉料理。
ハーブ豚の……えーと、すみません。
自分のを食べるのに夢中で、よく聞いていませんでした。
(ホカッチャ包みだそうです)
ピザ仕立てです。
まさにピザの生地に包まれていて、豚と中にはピザソースがあるようです。
それにベーコンが。
「やべー。これ、全部一緒に食べるとやべー」
Mさん、「やべー」を連発しています。
この肉料理、ナイフをど真ん中に入れると、そこからまるでCMか?!というくらい湯気が立ちます。
いや、ほんま。
見てるだけでもおいしそうです。
まあ、少し頂きましたが。

デザートはアメリカン・レアチーズケーキ。
ほんのり甘くて、さっぱりとしたチーズのさわやかさもある。
う~~~~~ん。
「はあ、おいしい」
「はあ、おいしかった」
「ああ、もう食べちゃった」
食事中、幾度そのような言葉が四人から出たか。
お店を後にして、車に乗ろうとすると、慌てて出てきたご主人に呼び止められました。
「zephyrさん、これ、おみやげで」
クズばっかりなんだけど、といいながら、なんとご自宅で作られているブドウをくださいました。
ありゃあ、こんなものまで。

なんか、悪いなあと思いつつ、あまり遠慮もせずに頂いちゃいました。
すみません、ご主人。
マスカットとピオーネ、すごくおいしかったです。
車の中で、みな、満足のため息を。
UさんとMさんは楽しいおしゃべりができたようですし、まあ、よかったかな。
総社を後にしました。