
いつものように、窓枠で寝ているリブラですが。
実は昨夜、とんでもない事態が発生しました。
リブラはここ何年か(10年くらい?)で、唯一、家の中で飼うことになった猫です。
家の外にはキュウちゃんをはじめ、我が家の周辺に居着いてしまった半野良猫がいっぱいいます。
まあ、田舎ですから、猫たちは自由奔放に生きているのですが。
そんな中、リブラだけがほんのちっちゃな子猫のときに、母親とはぐれて遭難。
見つけ出した娘たちによって救出され、我が家で飼うことになったいきさつがあります。
避妊手術も受け、最近ではお腹周りがどっしりしてきた感のあるリブラ。
このところ、外猫を意識していました。
とくに人なつっこく、家の外でニャアニャア鳴いているキュウちゃん。
このキュウちゃんも小さい頃に育児放棄され、それでも私たちにかわいがられて、なんとか成長。
キュウちゃんはオスなのですが、甘えん坊でした。
今でもそうです。
しかし。
気性はかなり激しく、オス同士で喧嘩を売っては、乱闘。
とうとう、自分も傷つきながらも、ボスの座を獲得した猫です。
このキュウちゃんとリブラ、最近、家の窓ガラス越し、網戸越しににらめっこ。
対立と緊張を強めていました。
リブラにしてみれば
「なによ、こいつ。感じ悪い」
キュウちゃんにしてみれば
「家の中でのうのうと飼われて、すましやがって

と、思ってたかどうか分かりませんが(笑)。
昨夜、キュウちゃんが網戸をどうにかこじ開けるかして、家の中に乱入してきたらしいのです(私は仕事で出ていました)。
家中ひっくり返すようなドタバタ。
そこら中、めちゃくちゃに。
猫の毛は散乱。
初めて浴びる同種族の手痛い洗礼に、さしもの気の強いリブラも怯えてしまったようです。
気が強いといっても、所詮、対人間。
荒ぶる野良たちを圧倒してきた百戦錬磨のキュウちゃんには、歯も爪も立たんわな、やっぱ。
今朝方はもう落ち着いていましたが、「外」がいかに厳しい世界か、身をもって知ったリブラなのです。