この後の世界経済 |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

読まれる方へ。

占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。



このようなご質問を頂きました。

「水星の逆行が8月末に解消されます。その頃には経済や世の中の空気に希望の兆が見えるようになる可能性はありますか?」
「また今月の初めは松田直樹選手やジョー中山さん、小松左京氏の訃報など、人生のピークに華やかな時代があった方の訃報が続きました。この時期の星の配置が影響しているのでしょうか?」

世界同時株安。

アメリカ公債の格下げ。

またぞろ世界同時不況が始まりそうな、悪い予感を誰もが抱いてしまう流れです。

なので、この問題についてはちょっと考えてみようと思っていました。

<7月31日の新月図の解読>で書いていたサビアンシンボルですが、これをストレートに共産圏の国家の何かという解読は当然出てくるものなのですが、それ以外にも世の中全体や政治家にこれが見られるのではないかということも触れてはいました。

しかし、現状、オバマ大統領がこの
「自分勝手な自己主張のみに終始してしまい、世間からは受け入れられにくい」という「共産主義の活動家が、自分の革命的な理想を広める」
というサビアンを体現してしまっているようです。

ここでオバマさんということは、あまり考えに入れていませんでした。

今年のアメリカが非常に厳しい、ということは、<2011年のアメリカ合衆国>でも触れていました。

しかし、この今年の春分図の解読からは、経済的な危機ということは読み取っていませんでした。
しかし、アメリカは運気的に非常に厳しく、オバマ大統領の足下も危うい。
投機マネーの不安定さが、顕著に気になるところで、私はとくに原油価格を懸念していました。
(私たちの生活にも直結しますし)

今見直してみると、原油だけではなく、やはり投機マネー全般(為替相場など)の問題の表示と読むべきでしょう。

しかし、これが決定的に悪い状態であるわけではない。

とすれば、このところの全般的な運気の流れにある、一時的な現象である可能性の方が高いのではないか?
今回の新月図をアメリカに適用すると、水星が空の頂上にあり、海王星とオポジション。

国家としての信頼、信用が揺らぐような印象を受けます。

現在、この水星が逆行していることは、世の中の現実にある程度の影響を与えていそうです。

8/27には水星が順行に戻ることで、アメリカの経済状態や信用といったものがいくらか回復することで、世界経済に安堵感が戻ってくる可能性はあります。

今回の新月図は、アメリカにとってはいくつかの複合的な理由で、かなり不利なものです。

次の新月は8/29で、ここでもまだアメリカの状態は投機マネーに振り回されている状態ですが、今月よりはまし。
しかし、その次の新月図(9/27)では、非常に大きなアクシデントがアメリカにとってはありそうで、ここが長い目で見たときには、一つのポイントとなるでしょう。

このアクシデントが経済的なものかどうか(違う可能性が高いと思うのですが)。

私は以前から、2011年こそが天王星が非常に強力に働く、変革の中心点だと解読してきましたが、アメリカにとっては今年の9/27以降のひと月が、そこに当たる可能性があります(この解読には、かなりの確信があったりします)。

このときの出方が経済問題でないとしても、アメリカの状態がこうですから、世の中全体の安定には、水星の順行程度では間に合わないものがあると思います。

もっとも大きな背景には、天王星と冥王星の厳しいスクエアがあります。

この間、天王星の変革のエネルギーは、冥王星の極限的な後押しを受けて、非常に強く表面化します。

10月中旬ごろまでは非常に強い。

最近亡くなられた方々についても、とくにこの二つの天体のアスペクトの影響なのではないかと疑っています。

この天王星、冥王星のスクエアに、ジュノーと火星がじわじわ参加し始めた頃から、こういった流れが生じており、とくに小松左京先生のご逝去には、SF作家(天王星)の死(冥王星)というのをリアルに感じました。

たぶん、どこかで関連しているのではないかと思っています。

今年の主役は、あくまでも天王星なのだという見方をすると、たぶんこの希望の光が明瞭に見えてくるのは、11月ごろではないか。

これについては、もう少し考察してみようと思っています。

途中経過的な記事ですみません。

もう少し大局的に見る必要がありそうです。