O104について |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今年の初め頃に、世界のいくつかの地域の予測を書いているのですが、ヨーロッパはかなり厳しいものでした。

これは2011年の春分図から導き出している結論なので、基本的には春分の日以降とお考えください。
(変わり目が近づくと、次の春分図の影響が出てくると私は考えているのですが、完全に変わるまでは前年を適応すべきのようです。これは今回の震災で、痛いほど思い知らされました)

ヨーロッパやアフリカといった地域には、昨年、そして今年と、非常に厳しい状況が出ていて、これが民衆による革命につながったり、ヨーロッパの災害や元首のスキャンダルといった、それぞれの国での特色となって出ているのではないかと観測しています。

ジュノーによる災害はヨーロッパでも比較的に西寄りかと思われるのですが、どうもドイツなども別な理由で思わぬアクシデントに見舞われる暗示は強かったと思われます。

今回の日本の震災と原発事故による影響も強いのだと思われますが、今回、ドイツ北部を中心に腸管出血性大腸菌O104の感染と被害の拡大が、今やヨーロッパを不安にさせています。
ヨーロッパに関する予測の中で、こういった事態を指摘できていたわけではありません。
むしろ自然災害の方を考えていました。

しかし、この問題が海王星が魚座に入ってから起きてきたことを考えると、これと連動していることは否定しがたいものがあります。
というのは、インフルエンザとかこういった感染性ものは、往々にして海王星が関与していることが多いからです。
以前にも海王星と木星の合で、インフルエンザの拡大が始まったことがあり、これについては記事にしたこともあります。


今年の春分図の中で海王星は、比較的、穏やかに見えるので、見落としていた部分はあります。
ハードアスペクト自体、少ない。
しかし、水瓶座の29度という最終度数であること、そしてここでセレスと誤差のほとんどない合であること、金星やキロンとも合、またアスペクト自体は非常に数多く持っていて、海王星の効果が多岐に及ぶことは、注意深く解読すれが読み取れたかもしれません。

放射能汚染の拡大というのにも、この海王星は一枚噛んでいるはずで、最終度数(涙の度数)でそれが水瓶座というところでも、先端的なテクノロジーの涙を見る結末、終着点というふうな解釈もできなくはありません。

こういった海王星の効果が、どうやらヨーロッパでは一つの形として、O104というものになって出現したように思えます。
土星と月が合で、これも食や農産物の問題に関わる苦境が、はっきりとヨーロッパにはあったのだろうと、現状からは逆算できます。

安定した先進国家では、この千年に一度あるかないかという、きわめてまれな春分図の「大変革」の運気も、いきなり革命とか、政変とか、そういった形を取らない場合もあるでしょう。

アフリカでははっきりと目に見える形で、大変革が起きています。
日本は今、非常に大きな節目を否応なく迎えてしまいました。

ヨーロッパでは?

そしてアメリカでは?

中国では?

この大変革の巨大な波は天王星が背景にある。

とても小さなもので収まるとは思えないこの波が、もっとも良い形でそれぞれの国々でスイングバイされ、地球全体の平和や発展に結びつく流れになってくれることを願わずにおれません。