昨日の記事にちょっと補足……。
降雨と地震の関係について、なのですが。
最近このブログを読み始めた方は「?」かもしれません。
が、この降雨があるときに大きな地震はないというのは、このブログでも何年も前から書いていることで、昔からの読者の方はとくに珍しい話ではないと思います。
実際のところ科学的な根拠はありません。
が。
たとえば、過去、世界中で大きな地震は何十、何百回とありました。
けれど、それが土砂降りのさなかに起きた、というような話は、あまり聞いたことがないのです。
いや、まったくない。
もしかすると私が知らないだけで、そういうケースもあるのかもしれません(もしご存じなら、どなたかお教えください)。
でも、私たちは地震国日本に住んでいますが、この国で降雨と大きな地震が同時に発生したというのは、ここ3年くらいでしょうか? 少なくとも私が観測を始めてから、ないのです。
震度2とか、その程度ならあります。
ちなみに降雨があっても、海を震源とするものについては無関係なのではないかと、観測結果から判断しています。
つまり今回の余震などは沖合で発生するものが多いので、雨さえ降っていれば大丈夫と盲信することも危険なのです。
ここのところをどうしても追記しておきたくて記事にしています。
内陸に発生するものに関しては、雨がある程度抑制する効果がある(のではないか)。
ということです。
たぶん地震のエネルギーと降雨の量にも、綱引きのような関係があって、非常に大きなエネルギーを小雨で抑制するのは難しいのではないかとか、そういう印象も持っていますが、これに関してちゃんと研究してくださる方がいればいいなと思っています。
全国の気象情報を集め、地震の発生と見比べるというところまでは、とてもではないですが手が回りません。
私以外にも降雨と地震の関係について触れておられる方もいらっしゃいます。
いずれも科学的な判断ではないと思いますが、こうした観測情報を集めていけば、一つの科学として研究する余地はあるだろうと思います。