占星術による世相や災害の予測に、科学的な根拠はありません。
考え方、見方の一つとしてご理解頂いた上で、お読みください。
「黒人の女の子が、街で自分の自立のために戦う」
「生意気に自己主張する少女トプシー」
今日の太陽と月の合。
このサビアンシンボルです。
トプシーというのは「アンクルトムの小屋」に出てくる黒人少女奴隷のことだそうです。
このサビアンは読んでもらっても一目瞭然としたものがありますが、「個人」ということに重きが置かれています。
共同体や地域の集まり、あるいは会社、そういったものに対して自分の権利や考えを打ち出していこうとするサビアンシンボルで、このようなことを書くともう、みなさんの脳裏には今の日本の政局のことがげんなりとした感じで思い浮かべられていて、
「はあ、やっぱりそうなんだ」
みたいに思われるのではないでしょうか、ため息混じりに。
私も今の政局や政治家たちに思うことは、個人的にはありますが、ここではそれは捨て去って、たんたんと解読を行ってみましょう。
問題は、日本チャートですと、この太陽と月は12ハウスにあり、太陽が単純に国家や政府、あるいは総理大臣に関する暗示だとすれば、どうも民主党の分裂は避けがたいかなという印象を持ちます。
総理の退陣ということもあり得る配置なのですが、単純なものではないでしょう。
政府の力が極端に低下する、指導力を失ってしまう、ということの現れかもしれません。
MCとは正確なスクエアになっていて、これも有利には働きませんし、10ハウスには天王星があってやはり思わぬ混乱がここで生じることを示していたようです。
この新月図が近づいたところで、小沢さんが動き出したというあたりが、本当に人っていうのは、星にある程度左右されているんだなと感じる部分です。
今回の新月図は、どうも今の内閣の力の弱体化とそれを見舞う変化を全体で示しているようです。
しかし、太陽は土星とは正確なトラインで、意外に堅実路線で留まることもでき、ここでバラバラにほどけきってしまうようにも見えません。
どっちに転んでもおかしくないチャートに見えます。
が、私はどちらかというと、管政権はまだここでは終わらないのではないか、という印象の方を強く持ちます。まあ、微妙な話なのですが。
ここのところずっとハードアスペクトの強かった冥王星は、この月はやや落ち着いています。
冥王星。
核や原発などですね。
ただディセンダントのカプス上付近におり、原発の問題とはまだまだ向き合っていかねばならない。
ただありがたいのは、この後冥王星は木星とトラインを持続的に維持します。
そして来年の春頃まで、この状態がざっくり続きます。
おそらく海外からの支援などもあり、この期間中に原発の問題を解決に向かわせることが可能なのではないでしょうか。
このトライン持続中に、政府と東電は収束させることができるはず。
そう願いたい星の結びつきです。
日本でのチャートでは、11ハウスに木星、火星、金星などの集合が見えます。
全体に交友関係の活発化を示すものですが、恋愛、熱愛に関する目立った報道でもあるのかもしれません。
火星はベスタ、パラスなどとハードアスペクトで、事故や火災、爆発といったトラブルが懸念されます。火に関する注意をすべきでしょうか。
さて、この月の新月図は、同時に日食図でもあります。
これは次にまた7月に日食が控えているので、わずかひと月のものでしかないのですが、どうも気になる配置があります。
まず異常気象的な災害。
次に地震。
先述の火星とのかねあいを考えると、テロなども大きなものが起きるかもしれない。
地震に関してなのですが、この日食図から判断すると、どこかで大きなものが起きそうな印象を抱きます。
日本かその近海、または同経度は注意すべきかと思われます(当然南半球も含まれます)。
ただ地域特定は研究課題の中でももっとも進んでいない部分ですので、あまり当てにしないでください。
そこを刺激するポイントは、6月6日~11日にあるように思えます。
6月の★のグラフは全体に高水準な波形を持っていますので、それなりの心構えをして過ごしたいと思います。
この解読結果を受けて、★のグラフには若干の加筆をしておきます。
もちろん占星術によるこの予測には、何ら科学的根拠はございません。
みなさん、それぞれが理性的に判断して、防災意識に役立てるなりして頂くことが一番だと思います。
くれぐれもパニックや不安感を助長することはないようにお願い申し上げます。
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