この中にも強く書いているのですが、地震や災害など、いわゆる良くない未来について知らされると、「怖い」「パニックになる」「本当にそうなってしまう気がする」というような方は、今後のことを予測した記事をお読みにならないほうが良いのではないかと思います。
少なくとも今回の震災のショックが、和らぐまでは。
私の目的は人心を乱すことではありません。
そういった受け取り方をされる人もいるということを認識しながら、それでもなお予測記事を書くのは、全体的に見たときにはその方が良いだろう、心構えをされる方、準備を整える方がいらっしゃるに違いないと考えるからです。
この研究にかなりの精力と時間を注いでいるもっとも大きな理由は、三つあります。
① 危険な時期を事前に知らせることで、防災意識を持って頂くこと。
② いまだ科学はこういった災害に関して、有効な予知をすることができない。
③ この研究を後世に残したい。
①は言うまでもないですよね。
②に関しては、たとえば今回の東日本大震災に関しても、この3月が危険だぞという事前情報が、地震予知連やその他の機関から出ていたというような話はいっさい聞きません。
大気中のイオン濃度で地震を予知する技術などは、かなり信憑性があると思いますが、今回のように海で発生してしまうと、どうしようもないのではないか?(イオン濃度は内陸で測定されているため)
それに比べれば、3月の危険な時期を、多少の曖昧さを残しながらも事前に指摘できるのであれば、こうした占星術による予測のほうがまだ有効ではないか、ということです。
私だけでなく、占星術や体感や直感を含めて、いくらかはいらっしゃるはずです。
私は占星術をメインにやっているので、地震の予測に関してはほとんどがこれに頼っています。
けれど、体感や直感、霊感、なんでもいいですが、そういったもので予知できる人がいるのであれば、これを決して否定はしません。
素晴らしいことだと思います。
③ ②の終わりに書いたことにも関係しているのですが。
過去の記事にも書いたことはあるのですが、私は過去の人生の中で、いわゆる霊感のある人、霊能力のある人と何度か関わってきています。
今はほとんど縁が切れておりますが。
作家としてデビューする以前、よくお世話になっていた女性の霊感のある方は、その力で災害や事故を予知したりして、東京の大手雑誌記者にも強い関心を持たれたことがあります(的中したから)。
現代、ブログなどでも体感や霊感でこうした出来事を予知されて、発表されている方々は何人もいらっしゃいますよね。
そして、それらが一致した予測になることもよくあるし、私の占星術の予測と同じ結論になっていることも、ごく普通にあります。
でも。
一番の問題は、こうした能力を持たれている方の予知というのは、その方々が何らかの事情で予知行動をやめてしまったり、あるいは高齢で亡くなられたりとかしたら、後にはなんにも残らないということなのです。
「地震占星学の基礎理論」は現状で、70%くらいでしょうか、完成には近づいています。
この理論をきちんと構築でき、客観的にホロスコープ上で解読する手段を発表できたら、これはかならず後の研究家たちの血肉となります。
この理論をベースに、さらに高度な予知ができるようになるかも知れません。
もちろん、「客観的」とかいっても、ホロスコープ上の客観データなど、非科学的で考慮する余地すらない、と断定なさる方もいらっしゃっると思います。
しかし、チャートを分析しているものには、自明の理というものがあります。
私はこれをよく「虹が見える」ことにたとえます。
虹というのは、どういうときに現れるか?
まず降雨とかがあり、大気中に水蒸気がある状態にならないといけませんよね。
その後(あるいは同時でも良いですが)、太陽の日差しが入ってくる。
そのときに「人」がそこにいて、大気中の水滴のプリズム効果によって分散された光を見る。
これが虹です。
誰でも知ってますよね?
でも、雨が降った後、いつもいつも虹が出るとは限らない。
太陽が出てこなかったら見えませんし、かりに太陽が出たとして太陽の空での位置が高すぎたりすると、なかなか見ることができません。
うまい位置関係に人がいないと「見る」ことができません。
出てきた太陽光線が弱すぎて、虹を見ることができない場合もあるでしょう。
また降雨量が少なすぎて、大気中に十分なプリズム効果が発生しない場合もあります。
しかし、降雨と太陽光線が「虹」の出現に大きく関係していることは、今では明らかで、これを否定する人はいませんよね。
「虹」はいつも見られるわけではない。
でも、降雨と太陽光線がセットになった条件が揃ったとき、10回の内、3回程度でも虹が見られるのなら、「降雨と太陽光線」が虹が出てくる原因なのではないか?と疑うのは、これはきわめて科学的な思考です。
実際、虹が見られるチャンスというのは。、降雨と太陽光線がセットになった環境でも、本当に10回中に多くて3回くらいではないかというのが、私自身の体験です(なぜなら、私はいつも雨上がりに日差しが出ると、かならず空をチェックしているのです)。
しかし、10回の内、6~7回は虹を見ることができない現実があります。
これをもって、たとえば「なんだ、雨が降って太陽が出たが、虹なんか出ないじゃないか!」と言って、降雨と太陽光線の関係を否定してしまうとしたら、これは非科学的な態度といえるでしょう。
こんなことを言う科学者は、現代に存在しませんよね?
私がチャート上に見ているのは、星々のアスペクトや位置で、ある特定天体の間にハードアスペクトが結ばれたときに地震が発生しやすいのなら、この間には因果関係があると考えるのが、科学的な思考だと判断しています。
たしかに降雨と太陽光線以上に、この因果関係は説明しづらいものがあります。
しかし、原始人がプリズムの原理を知らなかったように、今の私たちの科学が宇宙にある現象のすべてを解明できていると考える方が傲慢ではないでしょうか。
電磁波は見えません。
中世の人間は、電磁波のことはなにも知らなかった。
現代人も自分の肉眼で電磁波を見ることはできません。
でも、その存在は知っていて、携帯電話を使っている。
もしかしたら天体の影響力が、これまでの科学では測定不能だったなんらかの手段で解明される未来があるのではないかと、私は思っています。
かなり大回りした記事になってしまいました。
すみません。
最近、このブログを読まれるようになった方も多そうなので、あえて書かせて頂きました。
このような事態ですから、皆さんが不安に思っているようなことにはお答えしたいという気持ちはありますし、また危険そうな時期があればそうした記事も書きます。
が、私も自分の生活がありますし、地震や災害を予知するマシーンでもありません。
間違うことも見落とすこともあります。
ご寛容の精神を持って、この研究を見守ってやってください。
よろしくお願い致します。
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