占い師だけが魔法使いではない |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日に記事に、ちょっとだけ補足しておきたいことがあります。

占星術師(だけではなくいろんな占術家)は、人の運命を読み取ることで、未来を変えているはずだという記事でした。

でもね。

実際はこれ、占い師だけの専売特許じゃないんです。

未来は決まっていない。

これは生まれ変わりの研究で明らかです。

未来や運命があたかも決まっているかのように断じる占術家がいたら、その方は残念ながら勉強不足というしかありません。
注意なさってください。

未来はいくつもに分岐しており、人はそれを選ぶことができる。


皆さん、自分のこと、あるいは友人や有名人のお話などを思い出してください。

重要な分岐点にさしかかっているところで、何かの重要な啓示を与えられることはありませんか?

たとえばたまたま目の前の机の上にあった雑誌に書かれている記事、写真。

本屋でふと目にとまった書物。

あるいは隣り合わせていた人が漏らした言葉。

友達の助言、何気ない一言。

こういったことが、その後の決定に大きな影響を与えることがあります。


「あのとき、あの人に出会っていなかったら」

「あの一言で人生が変わった」

「この本との出会いが人生を変えた」

このようなことは日常的に溢れています。

私自身、いくつもの本との出会いが、人生を大きく左右してきたことを実感しています。

人を良き方へ導くシンクロニシティ(意味ある偶然の一致)。

これは誰の身の上にも起きます。

内的に求めるものが、何か目には見えない意志のようなものが働き、外的に与えられたり、刺激となって目覚めさせたり。

不思議な連鎖。

「なぜ、あなたが今それを言うの?」

というほどに、偶然とは思えない言葉。
運命の神がその人に宿り、伝えるべき啓示を語らせたとしか思えないような。

こんな奇跡が私たちの日常には溢れています。

じつは運命を、私たちは変え合いながら生きています。
運命を変えられるのは占い師だけじゃなくて、みんななんですね。


私たちは互いに影響を与え、与えられ、生きています。

その関係性の中で、占い師などが存在していなくても、人はだいたいにおいて自然にあるべき方向へ進んでいることが多い。

では、そんな中で占術家にどのような意味があるのか。


その占術家がまっとうで、人の役に立とうと思っているならば、という条件付きですが、

人の運命を読み解く能力で出来事の裏付けができる
迷ったときの正しい選択のヒントを与えられる


ということに尽きるでしょう。

他者から与えられる情報が氾濫していると、どれが自分が選択すべきものなのか、分からなくなってしまうことも多い。

人間関係の問題にしても、ある人は「無視してしまえばいい」と言い、またある人は「協調しなさい」と言う。

善意の助言が良い結果を生むとは限らないし、大多数の助言は「自分の体験」から来ています。
でも、その個人体験が有効な場合もあれば、無効、あるいは有害に働くこともある。

占術家の助言は、別な法則から出ている。

チャートの星々であったり、五行であったり。

ここに根本的な違いがあります。

もちろん占術家も人間ですから、土台となっている理論を適応するときに、人の気持ちが分からないといけません。
理論だけ先行して、このはずだからこうしなさいといっても、それが現実に適応できないこともあります。

しかし、占術家は一般的な人とは違った観点からの裏付けや根拠、示唆を提供できることは間違いなく、そこにこそ存在価値があると言えそうです。

願わくば、私自身、さらに良き導きの送り手となれることを。



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