2011年のアフリカ |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

この記事は<占星術予測に関するスタンス>の内容をご理解の上、お読み下さい。

昨日20時33分ごろ、徳島県北部を震源とするM4.4の地震があり、私の住む倉敷も震度3の揺れでした。

ちょうど帰宅したときで、「たった今、揺れたよ」と娘や息子に言われ、びっくり。

車庫入れしているくらいのタイミングで、まったく気づかなかったみたいです。

他にも沖縄近海でM5、父島近海でM5.1という地震があり、日本は「あたり日」みたいな感じだったようです。

昨日、ちょっと気になる程度のアスペクトだったのですが、「うん、これらかな」という感じです。

ほぼ観測通りといえるでしょう。


今日はアフリカについて。


チュニジアで暴動が発生し、混乱が続いているようです。

この暴動は今月のハードアスペクトが強化された11~13日に非常に拡大し、死者も出る結果となりました。

23年にも及んだベンアリ前大統領の強権政治。

その下で、国民の生活は非常に切迫したものとなっていたようです。

このチュニジア政権崩壊は、2010年の春分図から予測されうるものだったのか、それとも2011年の春分図に示される前兆として現れているのか。

じつはヨーロッパの予測を立てて以来、アフリカのことも気になっていました。

というのは、経度的にアフリカ大陸はヨーロッパの各国と同じエリアに属していることが多く、東西の端っこのほうはヨーロッパよりも広いのですが、大半は似たような運勢を共有していると考えられます。

チュニジアの政権崩壊と暴動のニュースを聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのが、去年と今年の春分図の状況はどうだったのかということです。

そこで去年の春分図を確認してみると、チュニジアは非常に厳しい状況だったことが分かります。

アセンダントと土星が合、4ハウス・カプス付近にセレスと冥王星が合、太陽と天王星は3度ちょっとの誤差で合、7ハウスのカプス付近、そしてMCはこれら他のポイントとグランド・クロスになっています。

ぱっと見ても、非常に厳しい配置です。

太陽が7ハウス・カプス付近で、天王星、冥王星、土星と複合ハードアスペクトというのは、政権が他人に渡される暗示とも見えますし、大きな政治体制や国家体制の変化が起きてもおかしくはなさそうです。

じつはこのチュニジアの2010年春分図に、非常に近いものを持っているのが、2011年のアメリカの春分図なのです。
ただ、グランド・クロスのシビアさはチュニジアのほうがずっと強い。
とはいえ、アメリカの今年の状況は非常に厳しいという結論は、このチュニジアの状況から傍証されたとも言えそうです。

だからといって、アメリカが政権崩壊するというわけではないでしょうが、もしこのまま雇用や景気の問題が解決しなければ、暴動の発生の危険、政権の命運にも関わってくるでしょう。

今年の春分図のチュニジアは、この2010年のものを露骨に引き継ぐ形で、MCとオポジションの太陽と天王星の合が4ハウス・カプス上にあります。

4ハウスは国土や気象に関連していることもあり、どちらかといえば今回の政権崩壊は2010年の運気の中で起こっており、その後の国民生活や国土の荒廃を示すのが2011年のものという印象を受けます。

つまり、現状はまだ2010年の春分図の影響下にあり、それが次につながる構造と見るのが正しいような気がします。

このチュニジアに代表されるように、アフリカでは昨年から今年にかけて、かなり大きな変化やトラブルの波が襲ってきそうです。

異常気象。干ばつ。飢餓。そして疫病。

国際社会の支援が必要とされる国が多いのですが、こういったことをよりいっそう必要とされるかも知れません。

ちなみに、このチュニジアにもっとも近い2011年のチャートを持つのは、イタリアです。

イタリアには今年、大きな問題が起きそうな気がします。


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