ヤマトとランチ(結婚記念日) |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日は奥さんとお出かけしました。

結婚記念日は12月18日なのですが、お互いに休みを合わせて、この日にランチを食べて、ちょっとしたデートをしようと。

「ヤマト、観に行こうよ、ヤマト音譜

中学時代だったか。大ブームになったアニメの「宇宙戦艦ヤマト」。
その実写版。

最新のCG技術などがあってこそ、可能になった実写版でしょうが、とくかく興味がありました。

「あのヤマトがどんなふうになったんだろう?」

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を朝一番で観に行きました。

当時、少年の私でさえ、疑問に思っていたことがありました。

ガミラスの侵攻によって、地球を放射能で汚染されてしまい、破滅の危機に瀕していた地球を救うため、ヤマトは大マゼラン雲にあるイスカンダルに向け、16万8千光年の旅に出る。

イスカンダルにある放射能除去装置を手に入れるため。

その発端となったのはイスカンダルからのメッセージで、それには時空を跳躍することのできるワープ航法を可能にする波動エンジンの設計図などが添えられていたのですが……

「その波動エンジンの設計図といっしょに、放射能除去装置の設計図もくれればよかったんじゃない?」

イスカンダルのスターシアって、善意の人みたいだけど、ヤマトが16万8千光年を旅する一年近くの間に、たぶん何億って人が死んでいるはず。

「うちでは地球よりも進んだオーバー・テクノロジーがあるから、それを取りにこいって、傲慢じゃね?」
「実際、イスカンダルで設計図をもらって、ヤマトの船内で放射能除去装置を組み立ててるじゃん!」
「だったら、設計図だけくれたら地球でも組み立て可能なはずで、もっと早くに地球は救われたんじゃね?」
「???? どうなの、スターシアさん!」

漠然とそんなことは感じておりました。

当時のアニメを観ていた少年にしては、かなり鋭い突っ込みだったと思いますが、これは私が推理小説というものに完全に目覚めていた少年だったからでしょう。

ど――――――――しても、そこが納得いかない!!

今回の実写版ヤマトでは、その点が完全解消されていました。

ネタバラシは良くないので、詳しくは説明しませんが、その根幹部分が解消され、なおかつその設定が実写ヤマトの筋立てにも様々な形で有利に働いていたように感じます(このへんは作り手ならではの視点)。

面白かったです。

個人的には柳葉敏郎=真田、山崎努=沖田艦長、西田敏行=徳川機関長などが、ずぼずぼはまり役で、当時のアニメキャラとまるかぶりしながら観ていました。

オールド・ファン泣かせですね。

うちの奥さん曰く。

「アニメにあった、素手で破片を取り除くシーンが好きだったんだけど」
「それ、破片じゃなくて、機雷。デスラー機雷」
「ああ、それそれ」

科学技術に突出したガミラスではまったく想像も付かない、素手で機雷を取り除くという作業で、危機を乗り切ったアニメ・ヤマトのストーリーが奥さんが好きだったようです。

劇場を後にして、せとうち児島ホテルに向かいました。

ランチの予約をしていたのですが、映画が思ったより長引いて、やべー、ちょっと遅刻あせる

トップレストランのNシェフに事前におまかせのランチをお願いしていました。

さて、どんなランチが?

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空は晴れて、風こそ強かったですが、瀬戸内の海は陽光を浴びて輝いていました。

この景色だけでも、このせとうち児島ホテルのトップレストランは、特別なものがあります。

こんな景色、そうそうないです。

世界を旅して回ってことのあるお客さんでも絶賛されます。

こんな景色があることも、日本の宝ですよね。

でも、料理だって負けていません。

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オードブルはホタテ貝柱とカブ、そしてアンキモです。
トマトと柿のドレッシング。

カブは湯がいたものと、一夜干しして焼いたもの。

カブ、単純に爽やかで甘みがあります。

う~~~ん。

ホタテもトマトと柿のドレッシングに合っています。

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次はスープか?

と思いきや。

スープ仕立てのお魚料理です。

甘鯛のアクアパッツァ。
ムール貝とハマグリ添え。

アクアパッツァはサフラン風味のスープで、甘鯛の骨(ガラ)から取ったうまみが出ています。

ほろりとほぐれる甘鯛の身を、スプーンでスープと一緒にすくって食べると、食欲がさらに目覚めます。

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魚料理二品目。

天然の鮃のポアレ。

上に牡蠣のムニエルが添えられ、ズッキーニを揚げたものが散らされています。

ソースはバターソースと、牡蠣のソース。

この牡蠣ソース、たまりません。

ヒラメも分厚く、このしっかりとした身と牡蠣ソースががっぷり四つ。

牡蠣のムニエルも、普段、私も奥さんも牡蠣はもう一つなのですが、これは香ばしくてじつに美味しく食べられました。


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メインディシュでございます。

イベリコ豚のグリル。
蜂蜜風味のソースです。

イベリコ豚は、脂も身も甘みがあります。

ちと歯ごたえがありますが、これもおいしさの内。

濃厚なソースがイベリコに負けていません。

付け合わせのクワイが、ほっこりといい感じ
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デザートは自家製のチョコレートのロールケーキと、ヨーグルトのアイスクリーム。

もう結構、お腹いっぱいになっていますが、コーヒーと共に満足度120%。

これで波動砲が撃てます。




お昼から超贅沢なフルコースを頂戴しました。


「今年も一年ありがとう」

「また次の一年もよろしく」


こうして奥さんとのランチが終わると、師走の怒濤がやって来る。

またこうして一年が、まあ、無事に過ごせた。

来年はどんな年になるかなぁ~。

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