ようこそ、リブラ |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

一昨日、15日のこと。

午前中に私が出かけようとすると、その時間帯に普通は来ない郵便配達のバイクが目の前に。
「速達で~す」

息子が先日、推薦入試の面接を受けた大学から。

この大学は私が非常勤講師で週に1回講義に行っている大学でもあるのですが、私はもちろんこのことを大学側にも伝えていませんでした(つまり、誓って裏工作などはしておりません)。

開けてみると、「合格」の通知でした。
じつは息子の通っている高校の先生からも、「まず大丈夫だろう」と言われていたのです。

しかし、朝から「お腹が痛くなるような気分」と言っていた息子。
それを言うなら「胃が痛くなるような気分」だろう。
が、まあ、早速、メールで知らせてやりました。

やれやれ。

これで来年からは二人の子どもが大学に。

もうちょっと頑張らなくっちゃ。

そうして一日、しっかり働いて帰宅した私。

「ただいまー」
いつものようにリビングに入る私。

「おかえりー」
奥さんと娘、息子の三人がいつものように……。
あれ? なんか様子が変。

「父、今日は大変だったのよ」と、奥さんが。
注・我が家では私は「父」、奥さんは「母」と一般名詞で呼ばれることも多い。

娘がこたつで抱きかかえているものを私に見せました。

黒白の、毛がもあもあの……。

子猫!?



じつは前に写真をUPしていた、イチという母猫が産んだ子供三匹は、すべて亡くなってしまいましたしょぼん
一匹は犬にやられ、残り二匹は母猫が育児放棄(!)。
イチは前にも前例があり、人間の手になつくようになると、すぐに子どもの世話をやめてしまうのです。

前にもお書きしたことがあるのですが、我が家はど田舎で、自宅で猫を飼うというより、自宅周辺に猫が居着いているような状態。
もちろん餌はやっています。
猫たちは我が家の軒下や、その他、両親がやっている椎茸栽培の作業小屋など、適当な場所で眠っています。

イチが育児放棄してしまったため、残された二匹の子猫は雨に打たれたりして、非常に衰弱してしまいました。
気づいたのが遅かった。
娘や息子が身体を温めたり、ミルクをやってくれようとしたりしたらしいのですが、二匹とも、昇天。

可哀想に。

そんなこんなの15日。
娘が自宅近くの竹林の中で、子猫の鳴く声を聞きました。
夕方のことです。

朝、大学に行くときにも同じところで、「ミャウ、ミャウ」と鳴く声がしていたそうです。
しかし、どの猫かの子どもだろうと思っていたのですが、どうもそうではなさそう。

娘といっしょに奥さんも竹林を大捜索。
竹や廃材の下の、腐葉土の中からその子猫を見つけ出したのです。

身体の大きさから見て、その時点で我が家にいるどの雌猫の子どもでもなさそう。


先日、子猫を助けてやれなかった娘は、その子の身体をきれいにし、そしてペットショップにミルクやほ乳瓶を買いに(普通に皿に出したミルクは飲めなかった)。

「この子はどうなるんだろう」

そう思い、泣きながら撫でていたそうな。


はにゃー。

これはもしかして、家猫フラグかっはてなマーク
フラグ、立っちゃってるよビックリマーク

「ごめんね、父」と、娘。

しかし、もちろん、子猫を助けた娘の気持ちは分かる。
もし、気づいていたら私も同じことをしたろう。

「そいつ、オス? メス?」

「メス」

「メスかあ」

我が家は新築以来、家の中で猫は飼ってきませんでした。
猫アレルギーの問題などもあり。

けれど、この子を見捨てることはできない。

ほ乳瓶のミルクがうまく飲めず、がしがししがんでいるので、カッターナイフで先に切れ目を入れると、飲みやすくなったよう。
ミルクをようやくありつけるようになった子猫は、本当に嬉しそうに目を細めてむしゃぶりついている。

意外に人の手に慣れていて、もしかすると誰かに捨てられたのかも。
にしても、あんな山の斜面の竹藪に、なぜいたのかは不明。

このまま外に出しても、面倒を見る母猫はいない。

家猫フラグ、立ちまくりでしょう。

「しょがねえなあ」

結局、我が家で飼うことに。
それも内猫として。


リブラ。

と名付けました。

たぶん天秤座の生まれだろうから。
運の強い子だ。

娘が気づかなければ死んでいたかも知れない。

今までどんな可愛い猫でも、家猫にはしてこなかったのに(キュウちゃんでさえ)。

それが飼ってもらえることに。

でもね。

でもね。

メスなんですけど、この子………。


ZEPHYR-101015_2313~01.jpg
なんか、ヒゲおじさんみたいな顔してるんです!

プププキャハハ



いや、猫だからヒゲは別にあるんですよ、当然。

だけど、この毛並み。
ちょうど、ちょびひげ、みたいでしょう?

私がリブラと名付けなかったら、へたをしたら「ちょび」とかいう名前になっていたかも。


ちょこちょこ、よたよた。

家のフローリングを歩いております。
ミルクも飲み、トイレで大小便もしました。

まあ、元気になったな。

ようこそ、リブラ。

我が家へ。

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