8月の予測と現実 |  ZEPHYR

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8月の地震(災害)予測を出した段階で、現実の起きた地震との検証記事を書こう、と決めておりました。
というのは、8月の予測から完全に日割り的なスケジュールで予測をお出してみたからです。

なぜ、そんなことをするのか?

こうした予測においては、非常に危険度が高そうなところだけを事前に指摘すれば、本当はそれで十分なはず。
毎日の地震誘発天体のハードアスペクトについて、レベル判定をしてどの程度の危険度なのかということを予測すれば、当然、取るに足らないアスペクトのこともチェックしなければなりません。
これはどのアスペクトがどの程度の力を持っているかを、強弱を現実に照らして確認して行きたいからです。

軽く見ていたものでも、思わぬ力を発揮する、というケースが過去にはありました。
そうやって修正に修正を重ね、現状に至っているのですが、ようやくそのあたりの解読に慣れてきて、精度も上がってきたようです。
が、今でも「まだ大丈夫だろう」と思っていたら、他のアスペクトとの連動でかなり強い地震が発生したというケースがあります。
だからこそ、「何となく漠然と当たっていた」ではなく、本当のところ予測がどの程度の精度を持っていたのか、検証してアスペクトの強弱を確認したいというのもあります。

じつは昨年、この検証は一度行っています。
<9月の予測、★のグラフを検証>がそれで、昨年★のグラフを最初に採用した頃、地震やテロ、他の災害を含めた検証を後で行っています。

こうした記事を書くのは二度目ですが、別に目新しいことを始めたわけではなく、私が日常的にチェックしていることを、こうして記事という形にして、皆さんに提示しておくのも、時にはよいだろうと判断してのことです。
なぜなら、こうしたことこそが科学的な態度で、占星術による予測を「宗教」や「信仰」みたいにしないためには、あってしかるべきだろうと思うからです。
でないと、予測がいたずらに恐怖感だけを煽るということもあり得ます。
(いつもできるわけではありませんあせる 今は時間的に余裕があるので)

予測と現実。

これをクールに突き合わせれば、出した予測に対して起きた現実の合致や食い違いは明瞭なものとなります。
8月は大きな被害地震は少なかったのですが、他の災害という形で、なまじの地震よりも大きな被害が出ています。
以下は、USGS発表情報に基づき、私が集計したデータです。USGSはユニバーサル・タイムで地震発生時刻を発表しているので、日本時間にすべて修正しました。
またUSGS情報は後で修正されることがあるので、もしかすると若干の食い違いは生じているかも知れません。ご容赦下さい。
M5/2件というような表記は、その日にマグニチュード5クラスの地震が2件発生した、という意味。


01日 M5/1件
02日 M5/2件
03日 M5/4件 M6/1件
04日 M5/6件 M6/3件
05日 M5/6件 M6/1件 M7/1件
06日 M5/4件
07日 M5/4件
08日 M5/3件
09日 M5/3件
10日 M5/8件 M7/1件(ヴァヌアツM7.3 8月で最大の地震)
11日 M5/5件 M6/1件
12日 M5/6件 M7/1件
13日 M5/4件
14日 M5/8件 M6/2件(マリアナ諸島群発地震)
15日 M5/16件 M6/1件(マリアナ諸島群発地震)
16日 M5/1件 M6/2件
17日 M5/7件
18日 0
19日 M5/1件 M6/1件
20日 M5/6件
21日 M5/4件 M6/1件
22日 M5/7件
23日 M5/2件
24日 M5/2件 M6/1件
25日 M5/5件
26日 M5/3件
27日 M5/6件
28日 M5/1件
29日 M5/4件
30日 M5/4件
31日 M5/2件


これに対して、私が事前にお出ししていた予測は以下のようなものでした。
ただこの予測は7月25日に最初にUPした予測(後で修正したものではなく)と14日以降のが8月14日午前8時14分にUPした8月の後半の修正予測を組み合わせたものです。
要するに事前に出したもの、です。
でないと意味がありませんよね?

1、2日 <レベル2>
3、4日 <レベル3>
5、6日 <レベル2>
7日 <レベル3>
8日 <レベル4> ※この日は日本も要注意
9日 <レベル4>
10日 <レベル4> ※地震トリガー・新月

11日 <レベル2>
12日 <レベル3>
13日 <レベル3~4>
14日~18日 <レベル3>のまま推移。ただ逆に沈静化する可能性も。
18、19日 <レベル3~4>
20、21日 <レベル2>
22日 <レベル3~4>
23、24日 <レベル2>
25日、26日 <レベル3~4>
27、28日 <レベル3>
29、30、31日 <レベル2>

8月の予測の中で、赤字で記載していた7~10日は、当然のことながら最も危険なアスペクトが集中していた箇所です。
ざっくり見てもらったらお分かりいただけると思うのですが、細かい点で微妙な相違はありますが、月全体の流れは一致していることをご理解頂けるでしょう。

前半で私が読み間違えていたのは、赤字で表記すべき期間を7~10ではなく、5~10とすべきだったことです(後に修正しました)。
これはアスペクトの強化される時期を読み違えたためです。

6、7、8、9と地震だけを注目すると、なんてことはなかったように見えるかも知れませんが、実際にはここで

中国甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県で、7日夜に降った豪雨により大規模な土石流が発生。
インド北部のジャム・カシミール州のレーとその周辺地域でも豪雨による水害。
7日、日本の東海地方に隕石と思われるものが飛来。空中爆発した(?)。


などの大きな出来事が起き、中国やインド、他でも多くの死者が出たのがこの時期でした。

地震誘発天体のハードアスペクトは、8月の前半、別な形を取って現れることが多かったようです。
こういった傾向があることは、すでに昨年の段階から申し上げてきたことで、この事例を受け、私はそれ以降の予測を地震(災害)予測と変更することを決めました。

それから月の半ば、14日~18日 <レベル3>のまま推移。ただ逆に沈静化する可能性もと予測していたアスペクトは、現実にはマリアナ諸島の強い群発地震という形で起きています。沈静化はなかったのですが、その印象そのままに海底の深いところで起き続けたわけです。

11日は発生件数は多いですが、実際にはこれはヴァヌアツの余震で、他では日本の沖縄近海で起きたM5.1が一回あるだけ。
余震と群発地震は区別すべきと考えております。
11日には<レベル2>と解読していたとおり、10日までに強い地震のエネルギーは放出されたという解読で間違いないと思われます。

月後半は……

全体にやや高めの予測をしてしまったなという反省があります。
「いや、ひょっとしたら」という感じで、どうしても高めのレベルを出してしまいます。
しかし、赤字で表記するような箇所はなく、M5~6の間で推移するという、ざっくりとした読みは間違っていません。
ただ、1日程度のバイオリズム的なずれも発見できます。
このあたりも、ちゃんと再検証しておくべき箇所であろうと思います。

私のやっている予測では、現状1日程度のずれが許容範囲で、それ以上ずれた場合は、これは解読に見落としやミスが生じていると考えるべきです。

難しいのは8月中旬にあったマリアナ諸島群発地震のような、かなりの期間持続するアスペクトで、どこにピークが来るか判定するのは難しいです。
今回はマリアナ諸島で集中的に起きましたが、あのアスペクトが世界各地に散っていたら、どういう出方をしたか分かりません。

8月の予測で失敗しているのは、5日からの始まりを判定できなかったこと、18日にはM5以上の地震はゼロ(この月唯一)なのですが、このすとんとパワーダウンした波を見抜けなかったこと、でしょうか?

現状はこの程度です。
謙遜でも自慢でもなく。


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