当然です。
当然そうでないとおかしい。
大阪の二児放置死事件は、母親が子供たちを死に追いやることを計画していたわけでも、子供たちが母親から放置され死にいたることを計画していたわけでもない。
しかし。
人は弱い。さまざまな苦境や誘惑の中で、道を違えることもある。
スイングバイできず、悪しき星の力をため込んで、それに支配されてしまうこともある。
とんでもなく愚かになることもできるのが人間です。
けれど、もう少し考えてみなければならない問題があります。
今回の大阪・二児放置死事件は、おもに母親と子供との間でだけ起こっている事件です(そりゃ、児童相談所のことなんかありますが、事件性としてみたときこれは最小単位の中で起きています)。
しかし、これが秋葉原連続殺傷事件や地下鉄サリン事件……同時多発テロ、戦争……というふうに拡大したとして、そこに巻き込まれる人間の数は倍数がけされるように、桁外れに増えていきます。
たとえば戦争のさなかに生まれる子供。
あるいは戦争勃発の前夜(歴史的に見て直前といえる時期)に生まれる子供。
成り行き的に見て、どう見ても戦争に参加せざるを得ないような状況で生まれる子供たち。
彼らは戦地で人を殺さねばなりません。
戦わなければ自分が死ぬのですから。
またアフリカ、たとえばエチオピア、ソマリア、エリトリアなどのひどい干ばつに見舞われ、政情不安な国。
こういった国に生まれ、飢餓で亡くなっていく子供たちがいます。
生まれてくるときに国や環境も魂は選んでいる。
戦争に巻き込まれそうだ……飢えて死ぬかも知れない……。
それでも、このような国にも、魂は肉体を持って誕生します。
もし誕生をやめてしまえば、その国は地球上から消滅するでしょうし、その魂たちもきっと戦争で人を殺したいとも考えていないし、餓死を選択しているわけでもない。
こういった人の誕生に関する謎解きを、理屈でしてしまおうというのは、あまりにも乱暴なのかも知れません。
そういったものを超えた摂理があるように思えます。
でも。
これらの問題には、もう一つ違った見方が必要です。
こういう世界の現実、悲惨な出来事はなぜ生まれているのでしょう?
いったい、誰がそれを作り出しているのか?
それは私たちです。
正確には私たちの集合無意識です。
自分たちの暮らしや幸福さえ守られていればとりあえずそれでよしとし、アフリカの飢餓、戦争や紛争の原因、犯罪者を生み出してしまう社会のゆがみといったものに無関心に過ごしてしまう、私たち全部の集合無意識が、この悲惨な現実を作り出している、と考えられます。
二児放置死事件は最小単位で、その責任を問う対象ははっきりしています。
でも、スケールが大きくなればなるほど、その責任も拡散し、見えなくなってしまいます。
すべての人に広がってしまう。
世界に悲惨なものを引き起こす星。
それは今、トランスサタニアンになっています。
トランスサタニアンが発見される以前(天王星発見以前)、人の生活はせいぜいが土星以内の範疇で事足りていました。
それはたしかに戦争(火星)もあった。
強権支配(土星)もあった。
けれど、その悲惨の規模は今よりも小さく、今ほども複雑にもなっていなかった。
トランスサタニアンは人の集合無意識とつながっている星々です。
これらが今、さまざまな社会悪や犯罪、戦争、紛争、飢餓、異常気象などとつながって機能している。
それは占星術師にとっては自明の理です。
飢餓の起きるような世界。
これを全体で創出しているのも私たち。
戦争の絶えない世界。
これを作り出しているのも私たち。
カルト宗教のテロを生み出してしまうような、心に芯のない社会を作り出したのも私たち。
連続殺傷事件を引き起こすような無理解と殺伐とした空気に満ちた社会を作っているのも私たち。
幼い子供が飢えや暑さの中で死にかかっているのに、手をさしのべられないようなシステムを作っているのも私たち。
それでも。
どのような世界にも希望は必要です。
だから子らは生まれてくる。
どのような国にも、どのような環境にも。
いつか何かが大きく変わることを信じて。
私はそう思うし、そう信じたい。
それが今の結論。
偉そうなことなど言えない。
私にも責任がある。
だから、自分にできることをしたい。
ささやかでも。
隣の老人に手をさしのべるのでも良い。
ユニセフに寄付するのでも良い(お金で、なんて考える必要はない。それで貧しい国の子供が予防注射を接種できたり、学業の足しになったりするんだから)。
今そばにいる人を愛し、一人でも多くの人が幸せになれるように願う。
星々よ。
聞き届けられよ。
この世界に調和と愛が満たされますように。
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