これらは原因を異にするものです。
少なくともホロスコープ・チャート上は。
この原油流出事故は、生態系や漁業関係者にも甚大な被害を及ぼしており、ニュースで取り上げられるたびに、気にかかっておりました。
この事故が起きたのは、日本時間で4月21日正午頃というお話ですが、この頃、私はミュージカル第一稿の脱稿に向けて、集中しておりました。
そのためこの事故の解読自体は、ここに至るまで行っていませんでした。
「しておかなければ」と思いつつ、日常に流されておりました。
やはりやってみると、はっきりと分かってくるのが、これは今年前半期のアメリカ合衆国の全体的な運気の中で起こった事故だということです。
そう考えたときにだけ、チャートは明確な答えを出してきます。
石油は海王星なのですが、前半期の災害チャートである日食図の中で、海王星はそう悪いコンディションではないのです。
にもかかわらず、これは起きた。
合衆国にのみ(ほぼそう断定できるでしょう)、この海王星を最悪の形で刺激する複合ハードアスペクトがあった。
海王星は水瓶座にあります。
海王星は海の星。
海の瓶。
海底油田。
私が過去のチャートにさかのぼって検証したところ、この事故は今年3月頃から非常に危険な状態にあって、実際にはひと月くらい前に事故が起こってもおかしくなかったように見えます(チャート上は)。
しかし、実際には4月に入り、逆行していたベスタが順行に転じ、その数日後、合衆国に危機をもたらすアスペクトを取ったときに事故が発生しています。
ベスタはカマド、火の神です。
アイスランド方面の非常に大きな火山活動も、前半期のチャートでこのベスタが非常に意味を強く持っていたからです。
つまり、これもより深い洞察力を発揮していれば、「予見」できたことなのですが、なかなか凡庸な私にはそうも行きません。
ベスタに火によって、爆発。
そして海の瓶から原油(海王星)が流出した。
これがチャート上の合理的解釈です。
この問題と地震の予測は、若干異なります。
<「地震占星学の基礎理論」に関する告示>の中にも触れておりますが、地震誘発天体と私が定義づけている小惑星や冥王星他の天体、また仮想天体らは、災害や大きな事故、テロなどでも非常に大きな効力を発揮しています。
が、後半期のチャートの中で主体的な役割を果たすのは、やはりジュノー、そしてリリスだろうと考えています。
ただ、これらにベスタと火星が関係しているところが怖い。
やはり大きな事故、災害、それも爆発や火災を伴ったものは起きそうに思えます。
私はアメリカとメキシコを比較したとき、後半期に大きな地震が起きやすいのは、どちらかというとメキシコかな、という印象を持っていますが、地域的にはアメリカ大陸西部ということで、そう変わりません。
もし、危惧したようにメキシコで地震が起こったとしても、これが原油流出と関連して、さらなる被害を拡大させるかというと、それは考えにくいと思います。
後半期のチャートでは、海王星はおとなしいので。
ただ、アメリカはこの原油流出事故に、後半期も追われ続けます。
事故被害を受けている国にとっては、地震など他の災害はさらなる痛手とはなるでしょう。
このような危惧が、ただの杞憂に終われば、それが一番なんですが。
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昨日の予測記事、修正致しました。
中南米に関するものを追記補強しました。