いったい、
プレゼントというものを誰が始めたのでしょうか？私は地のエレメント星座の人ではないかと想像しています。
日ごろの感謝を「形」にする。
お祝いの気持ちを「形」で表す。
こういったことを一番しそうに思えるのが、地のエレメントです。
だからこそ、このシリーズ記事の第一回は地のエレメントです。
牡牛座、乙女座、山羊座、ですね。
なぜそう思うのか？
じつは鑑定で多くのかたにお会いする過程で、しみじみ実感することがあります。
たとえば地のエレメントに太陽や月、アセンダント、アセンダント支配星を持つ人の多くが、やはり現実的なのです。
ある女性は男性とのお付き合いで、これからのことをまじめに考えてくれるのなら、やはり婚約とか何らかの約束をほしがっていました。
またある女性は、情よりもリアルに経済力のこととか、生活のことを考えていました。
なんかこんなことをいうと、「打算的？」みたいに思われるかも知れませんが、これってとっても大事なことです。
感情優先や時の勢いで結婚してしまった夫婦の、いったいどれくらいの割合で後悔や失敗が起きているか。
そういうことを考えたら、本当に幸せになるためには地のエレメントの持つ現実性は重要です。
とくに結婚などは、男女関係のある形態に維持するものです。
この世的なものです。
リアルに考えたら、この世で生きて行くパートナーとしての相手ということが第一にあって当然です。
でも、人間はつい「好き」とか「愛してしまった」とかいうことを優先してしまいがちです。
この感情はまたそれはそれで素晴らしい体験に違いないのですが、地のエレメントの現実性を持たない人は、相手に幻想を抱きがちでそれが過ちの元になったりします。
ある意味、常識的で現実的な地のエレメントの人間が、今後の生活を考えたり、婚約とかいうものを求めるのは、なぜなのか。
それはちゃんとした「形」を目にしたいからに他なりません。
保証、形、約束。
地のエレメントの心理が、びびっと反応するもののはず。
そんな地のエレメント。
この特質を強く持つ人は、どんなプレゼントを喜ぶでしょうか。
基本、どんなプレゼントも喜ぶというのがあると思われます。
なぜなら地のエレメントは「形」にしてもらうこと自体を喜ぶからです。
しかし、地のエレメントの人がもっとも喜ぶプレゼント。
それは、ずばり
エンゲージリングのようなものです。
プレゼントと約束が一つになった、地のエレメントが理想とする象徴がエンゲージリングです。
ようなもの、です、あくまで。
誕生日のお祝いに、みんながエンゲージリングを送るわけにはいきません
（←当たり前）。だから、そうしたプレゼントを贈るときに、それぞれの人の立場で言葉やメッセージを添えてあげると良いでしょう。
たとえば、
「あなたと私の永遠の友情の証」
とか。
花のようなものだと、そうしたメッセージは不可欠です。
花はどんな人でも喜びますが、地のエレメントのかたはこの花に対する反応が、もう一つである可能性があるからです。
なぜかというと、すぐに枯れてしまって、役に立たないように感じられるからです。
そう。
現実的な地のエレメントのひとは、じつは「役立つもの」も有効なのです。
実用的なもの、生活の中でほしいと思っているもの。
たとえば財布とか、鞄とか、使いやすい手帳だとか、ペンだとか、あるいは電子辞書とか。
これは地のエレメントが強く出ている人にとっては、ツボを押さえたプレゼントとなるはずです。
「やったー、これほしかったんだよー」
「これ、すごく使いやすくて役立ちそう！ 使わせてもらうね！」
こんなふうにいってくれるプレゼントが用意できれば
だから、地のエレメント特性の人にプレゼントをするときには、その人が日頃見ている雑誌やカタログなんかに注目すると良いでしょう。
また普段の持ち物に注意していると良いでしょう。
どんなものを愛好して使っているのか。
それを参考に選ぶべきです。
まずいのは、実用品でもまったく趣味が合わずに使いそうにないもの。
これはマイナスに働きかねません。
押し入れとか引き出しの中にしまわれたままになりかねません。
それぐらいだったら当たり障りのないもので、前述のようなメッセージを添えてあげる方がよいでしょう。
そうそう。
それと約束や形にこだわりを持つ地のエレメント。
夫婦関係や恋人関係で、誕生日を忘れられて、一番立腹しやすいのもこのエレメントかも知れません。
なぜならそうした「形」で示してほしいのに、それを忘れているなんて！ ということになりかねないからです。
ご注意を。
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