えんちゃんママさんとBCCさんの鑑定 |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

プレゼント企画の鑑定結果ですが、当初は全員まとめて、と思っておりました。
しかし、空亡がその人のチャートの中で実効力を発揮してきたか、次の空亡はどうなのかということを精査していると、単純に次の時はどういう運気とかいうのでは、うまく伝わらないし、あまり役にも立ててもらえないかも、と思うに至りました。

なので。

今日から少しずつ、鑑定結果を発表して行きます。
一応二人ずつ。
結果発表の順番で(つまり、くじ順てことになります)。
後の方のかたは、待ち遠しいかも知れませんが、2~3日に1回はかならず発表していきますから、しばらくお待ち下さいね~。

ではでは。

今日、鑑定結果を発表するかたは、えんちゃんママさんとBCCさんです!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

えんちゃんママさんの鑑定
天中殺=空亡・申酉→次回2016、17年。

のっけから興味深いケースに遭遇しました。
えんちゃんママさんは生まれ日が巳の十二支に当たっています。
これは空亡である申と合、酉とは半合に当たるので、生まれ日そのものが空亡を受けにくい生まれのはずです。
とくに四柱の中の干支が空亡の干支となんらかの関係を生じる場合、空亡が解けるとしている流派にとっては、えんちゃんママさんは空亡をほぼ受けないはずの人です。

ところが。

過去の事例を調べると、えんちゃんママさんは空亡の時期にはそれなりのハードアスペクトが生じ、かなりの苦難を味わってこられたことが分かります。
2004、5年、その前の1992、3年……。
えんちゃんママさんは空亡の時期は、それなりに注意をした方がよろしいでしょう。

次回の2016、17年にも進行水星(1ハウス)が出生の土星(7ハウス)、出生の金星・水星の合(10ハウス)らとTスクエアという複合ハードアスペクトを作ることが確認できます。
考えられるのは、自分自身と配偶者間のコミュニケーションの問題、対人関係全般、友人や年長者との不調。
仕事上の停滞、伝達ミスによる問題。
金銭的な苦境も若干、考えられますが、全体的な感じでは、これは人間関係とコミュニケーションに注意すべきだろうと思います。

新しいことは始めない方が良いかな?
 
人との間に誤解や行き違いが生じないように、常に思いやりを持って、丁寧に言葉を伝えてください。
この空亡の期間中、とくに注意すべき時期は、16年の5月中旬以降、8月下旬まで。
17年の秋頃には、このアスペクトはかなりゆるんでしまいますので。

ファイトです、えんちゃんママさんビックリマーク

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

BCCさんの鑑定
天中殺=空亡・午未→次回、2014、15年

BCCさんの場合、誕生時間が空亡一つ、午の刻に当たっています。
つまり年月日時の四柱の内に、すでに空亡を持っていることになります。このようなケースでは、午の空亡は効力を持たないとされています。
この四柱推命の定理は正しいのでしょうか?

そう。
どうやら正しいようなのです。
BCCさんの過去のチャートと午未空亡の時期を突き合わせると、このかたはほとんど空亡の影響を免れていることが分かります。

たとえば1990、1年の空亡時、進行太陽と出生月のセクスタイル(ソフトアスペクト)があります。
これは新規なことを始めるのに良いアスペクトです。
91年には進行海王星が、出生太陽とスクエアになったので、もしかするとこのとき空亡の作用を若干の受けているかも知れませんが、全般にはそう悪い運気とは思えません。
その次の2002、3年の空亡でも比較的平穏で、たとえばその後の2007~9年にかけての激しい運気に比べると、どうということはなく思えます。

BCCさんの場合、午の出生時間で午の空亡が解消。
そしてBCCさんの四柱の中には、巳、午がすでにあるのですが、これに未が加わると火の方合というのが起きます。
どうやらこれが午未の空亡をそれぞれ解消してしまっているのではないか、と推定できます。

次回の午未空亡は14、15年ですが……
うん?
進行太陽と出生土星の合があります。
これは典型的な逆境の星。

しかし、よくよく調べるとこのアスペクトは14年には下り坂に入っています。
本体は12~13年にあり、この時期にBCCさんの太陽は火星・土星と次々に合になって行きます。
太陽と土星の合のピークは13年の秋。

ということは、この14年はむしろその前段階で起きたごたごたが鎮静化に向かう運気といえるでしょう。
進行太陽はゆっくりとアセンダントとセクスタイル。
進行水星は、出生太陽とセクスタイルを形成して行く時期で、悪いことばかりではなさそう。
やはり立ち直って行く運気で、14、15年はおそらく

前年、前々年のトラブルや鬱屈から脱して行き、問題であった友人関係、環境の問題も解決、快方に向かう時期。
コミュニケーションの拡大。知識欲の拡大。
また前段階の体験が契機となり、自分自身について内省する時期、振り返る時期。

と言えそうです。

14年はまだ若干、土星の影響が強いのですが、四柱推命上はこれは空亡のせいではなく、年運に巡ってきている傷官という凶星のせいだと思われます。
空亡が本当に機能していれば、この傷官も無力化されますから、こういった観点でも古来からいわれている四柱推命の解読方法は正しいと言えそうです。

以上、えんちゃんママさんとBCCさんの解読を終えます。
<(_ _)>

ポチッとしていただけると、嬉しいデス。
  ↓
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへにほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ
にほんブログ村