生まれくるものの不思議 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日は初期からの占いのお客さんであるA子さんの占いに出向きました。
すると。
そこにはA子さんが今年初めに出産したばかりの赤ん坊、H君が。

おお、かわえ~ラブラブ

「写メ撮っていい?」
早速携帯カメラで撮影していると、H君、最初は不審そうにガン見していました。
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でも、すぐに笑いだし、とってもご機嫌。
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「夜もすっごく寝てくれるし、手のかからない子なんです」
と、A子さん。

相談内容は今後の仕事のことでした。
A子さんは人の役に立つこと、人のサポートができるようなことがしたい人です。
H君がミルクをたらふく飲んで落ち着いたところで、タロットカードを引いてもらいました。
その間もH君はおとなくして、いい子。
ふーん、ほんとに手のかからなさそう。

A子さんは家庭の中に引きこもってしまうような運気ではありません。
専業主婦には絶対になれないと、本人も断言しています。

だからこそ、子供ができ、家庭というものが構成されてからの仕事のやり方、方向性みたいなものが知りたかったわけです。

カード展開を解読して、チャートを解読して、まあ、だいたいA子さんの思うところのことをすればよいという結論。
ここ数年の流れもお教えしておきました。

でも、やはり母親になったA子さん。
いろいろと心配です(ちょっとあれこれ先に考えすぎる人なので)。
たとえば今はよく寝てくれるけど、もうちょっとしてから夜泣きなどするようになるケースもある、とか。
ああなったらどうしようか、こうなったときはどうしようか。
A子さんて、その場でアドリブ対処する人ではなくて、用意周到に考え抜いて対処しようとする人なんですよね。

私なんて、とってもいい加減ニコニコ

まあ、大丈夫だろうとは思っていたのですが、帰宅してからもう一度チャートを見ていて、その場では指摘できなかったことがあることに気づいたのです。

そもそも、人は皆、親を選んで生まれてきています。
ということは、H君はA子さんが上記のようなタイプであることは、重々承知して、あえてA子さんのお腹に宿っているということです。

活動的で、いろいろとやりたいことをやっていくお母さんなんだと、H君はじつは知っています。

という観点でチャートを見直すと、A子さんの5ハウス(子供運)には幸運の星、木星があって、土星とは合になっていますが、コンディションは非常によい。
土星はどちらかというと、5ハウスより6ハウスに影響が大きそう……。

ということは、A子さんは子供運がよいんです。
この「よい」というのは、どういうことなのか?
一般的に「悪い」と認識されるのは、様々な不都合や親の思い通りにならないことが生じてくる、子供自体の性格や運気に手強いものがある、ということです。
本当は「いい」「悪い」はないんですよね。
ただ、そうであるというだけ。

でも、人間はそれを個人の都合で感じます。
A子さんの場合、5ハウスは手強くもなければ、ゆるい部分なのです。
つまり、自分にとって子育ては、一般的な水準からいってもあまり厳しいものではなく、周囲の援助も受けやすいし、子供自体も「手のかからない、いい子」である可能性が高いのです。

「なるほど……よくできている。本当にそういう子供として生まれているんだ」

たぶんH君は、お母さんにあまり迷惑をかけない、ということを魂の計画の中では持って生まれてきている。
そして、A子さんはそういう子供に恵まれて、自分なりの創造的人生を生きてゆける人なんだ。
というようなことを感じました。

とすると、A子さんはあまり心配しなくてもいい。
そういうことになります。

これがその場ですぐに指摘できなかったことです(A子さん、読んでもらったかな?)。
ちなみにこの記事は、A子さんの承諾を得て書いております。

親と子の関係って、不思議です。
それがちゃんとチャートに出るところが、すごい。

このところハードなことが多く、気落ちすることもあったけれど、でも、失われるばかりが人生じゃない、決して。
得て行くもの、この世に生まれくるものもある。
それを目の当たりにさせてもらって、ちょっと幸せなzephyrでした。

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