霊障を疑う前に・2 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

<霊障を疑う前に・1>の続編です。


家族の病気や娘さんの不登校などが相次いだOさん。
娘さんの問題に関しても、お母さんであるOさん自身のチャートを見ればある程度の推測はできる。
でも、Oさんは出生時間が少し曖昧なところがありました。
なので、
「Oさん、一応、娘さんのホロスコープも作ってみたいんだけど」
と提案。
お母さんだけあって、Oさんは生年月日と出生時間まですらすらと教えてくれました。

帰宅後。
チャートを開いて見ると、

さすが……。

と、驚嘆することに。

なにに?

そんなに悪い星だったの!?

じゃなくて。
さすが親子だということ。

Oさんはここ2年ほど、進行太陽が出生の土星にオポジション。
そして同時期に重なるように、娘さんは進行土星が出生太陽にスクエア。

どちらもハードアスペクト。
組み合わせは、太陽と土星。
これは一つの家庭の中でまったく共有する星があり、二人が同じことを目撃する、体験することを意味しています。

この星がどちらかというと、これまで家族や親戚の内で重い病気などが発生することを表示していたものなのです。
こんなものが完全一致しているのを目の当たりにさせられると、一つの家庭の中に存在する、夫婦や親子の不思議なつながりを実感します。

ちなみに。
家族の中でも、まだ身内の不幸などをまったく認識できない幼児とか赤ん坊、これらには表示されない場合もあります。
出ていても、本人にはノー・ダメージである表示だったり。

これは逆にいえば、Oさんの娘さんも家族内で起きた病気など不幸な出来事を、重く受け止めていることを示しています。
そのことで不安にも思っていそうです。

しかし、土星は逆境・試練の星ですが、霊的な作用とはあまり関わりがない。
この星はもっとリアルで、具体的なのです。

さあ。
では、娘さんが不登校になった原因。
それはこの土星だけなのか。
それとも別な理由があるのか?

また続く。

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