霊感のないzephyr |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

「霊感ありますよね」

しばらく前の占いで、そんなことを言われました。
お友達二人で来ていて、一人目の鑑定を追えて、二人目に移ったとき、今までのやりとりを見ていたその二人目の女性が、鑑定に入る前にいきなりそんなことを。

「私にですか?」
「はい」
「いや、ないです」
「あたし、あるんです」
「へー、そうですか。霊感のあるなしも、チャート上には示されていることが多いですから」

霊感のある人には、ハードアスペクトが目立つ場合が多いような気がします。
とくに天王星や海王星、冥王星といったトランスサタニアンとの合、もしくはオポジションがあることが多いようです。
私のチャートの中には、霊感資質はゼロではないのですが、極端な出方はしていません。

なのに。

なぜか。

みんな、言うんですよね。
私に霊感があるとかサイキックな力があるとか。

その女性は、夢でよくお告げ的なことを受け取ることがあるようです。
亡くなった人の意志や言葉だったり、霊示だったり。
夜中に目が覚めると、そういうことがよくあるそうです。

ふーん。
そんなのないです。
私が夜中に目が覚めるときは、おしっこに行きたくなったときぐらいです。

私の何が他人にそのようなものを感じさせるのか、さっぱり分かりません。
もちろん占星術やタロットは、どっちかというと「そっち」の世界に近い出来事ではあろうと思います。
チャートを見て、人の性格や運勢を見抜いて行く作業を横から見ていると、霊感でもあるのではないかと勘違いするのも分からなくはないのですが。

そういうものがあったら、この世の中が違った風に見えたりして、面白いかも知れませんが。
そういう能力のある人のブログなんか覗いてみたら、想像を超えた因果や世界が展開されていたりもして、興味深いのですが。
でも、鬱陶しいことも増えそう。

必要なものなら与えられるし、不必要なら与えられない。

そんなふうにも思います。
どんな能力も知識も、生かすも殺すもその人次第♪

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