トルコ東部地震に関して |  ZEPHYR

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8日の未明、トルコ東部でM6.1の被害地震が起きています。
以前の記事で申しましたが、3月の予測には十分な時間が割けませんでした。
そのために見落としている部分もあるかと思って、もう一度精査を行っているところでしたが、間に合いませんでした。
というよりも、8日のこの被害地震については、予測がかなり難しかった側面はあります。

実際、M6.1の地震ならば、エネルギーはかなりもので、目立った地震といえますが、かといって極端に非日常的なものではありません。
日常的にはM5台の地震が、世界の各地で起きています。被害が出ることもほとんどのケースでありません。
M5台、またそれ以下は日常的なものと言えそうです。
これまでの地震発生の頻度をざっくり見てみると、M6~6.5は準非常日常的、M6.6以上は非日常的という分類ができそうです。
もちろんだいたいの目安に過ぎません。

そういう意味で、マグニチュードの大きさから言うと、極端に目立ったものではないのです。
たとえば

4日 台湾M6.2
4日 バヌアツM6.5
5日 インドネシアM6.5
7日 東南太平洋M6.3
8日 トルコ東部M6.1
8日 北マリアナ諸島M6.0
(USGS発表情報 日時はUTC チリの余震は除く)

といった流れが、2日以降に始まったハードアスペクトの影響で、こうして並べてみるとトルコの地震が際だって目立っているわけではありません。
今回のトルコ東部の地震は、日本時間では同日の11時32分ごろなのですが、現地のチャートを作成してみると、チリ沿岸部大地震、ハイチ地震ほどのすごみはありません。
もちろん、結果があるからこその解読はできます。
やはり際だったアスペクトではなかった。
むしろ、ハードアスペクトが強まる時期は、どちらかというと4日ごろのほうで、実際、チリの余震を含めて、M6以上の偏りはこの4日前後に見られるので、観測自体は間違っていないことが分かります。

が。
同程度のものが、ほかでも起きる可能性はあり、発生地によっては建物の強度などの問題から、被害が出てしまうことは、現実にある。
同じエネルギーの大きさでも、被害地震とそうでない地震にアスペクト上の差があるのかどうか。
これはまだ研究途上です。
そこまで事前観測できるとしたら、神業ではないかという気もします。
でも、やはり知りたいと思ってはいます。

今、私がもっとも知りたいと思っているのは、チリ沿岸部地震のような際だったものの発生の予知です。
実際のところ、皆さんもこういった脅威についての予測がほしいはず。
そういった観点で、今3月のチャートを見直しているところです。
あくまでも試験的にですが、その月でもっとも危険な時期というのを、これからは割り出していけないか……と。
まあ、そう一足飛びには行かないでしょうが(苦笑)。

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