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いや……だっ、誰かなにか言って!(°Д°;≡°Д°;)
えーと。
今日は予告通り、父親と娘に関する占星術的な記事を書きます。
女性にとって、太陽は自分自身であるだけでなく、「父親」「配偶者」などの意味があります。
男性は月が「母親」「配偶者」、太陽は「自分」「父親」。
女性は太陽に三重の意味があるのですね。自分、父、夫。
こうした構造は一見理不尽に思えますが、人の誕生と成長ということを視野に入れたら、とてもわかりやすくなります。
生まれた子供にとって、最初に体験する異性はおもに父母です。
父母の関係を通じて、そこに男女の原体験を認識してゆきます。
この原初の体験の象徴が、まず太陽と月なのです。
父、母。
太陽と月。
これがやがて長じると、自分と配偶者の関係の象徴にもなっていくのです。
ゆえに両親の関係は重要なのです。
仲が悪ければ、仲が悪い男女を。
さめていればさめた男女関係を。
仲睦まじければ仲睦まじい関係を。
それを太陽と月を通じて、認識の中でコピーしてゆく可能性があります。
両親の不仲が原因で、結婚に夢を持てないという女性の言葉をよく聞きます。
これは占星術的にも当然の帰結なのです。
太陽と月の関係が壊れていれば、両親は何らかの問題を抱えていて当然です。
そしてそのような運気を持つ女性は、結婚にも何らかの障害を持つことが多い。
神奈女凛。
私の娘2。
血のつながらない娘第一号。
彼女は物心着いたときには父親はもういませんでした。
これはつまるところ、太陽の大きな欠損といえます。
事実、彼女のチャート上では太陽はトランスサタニアンからハードアスペクトで損なわれ、12ハウスには月があります。これは父親の喪失や、家族関係でのなんらかの問題を暗示しています。
彼女は男運の悪い女性でした。
バツイチでもあります。
単純に男運が悪いというよりも、みずからだめ男を選んでいるような節もありました。
以前、九州の高千穂で縁結びのストラップを買って帰ると、すぐに「紐が切れた!」といって来ました。(どんだけ男運悪いん…?)(^_^;A``
神奈女とは最初、メールでの鑑定でした。
しかし、あるとき面談に切り替えました。そういう込み入った要望だったので、その方がよいと思ったのです。
そして、その最初の面談鑑定時に、問題の根本はこの父親の不在だということに、私は気づきました。
彼女の意識の中で太陽は空白になっている。
ただ、どうしたらいいのか。
父親が生きてそばにいる場合、方法はありました。
父親との関係が悪い場合、それを改善すれば、当然、太陽のコンディションをよくすることにつながります。
つまり、自分自身と夫となる男性の改善です。
これによってよい方向へ変わることができます(これはけっこう効果を保証する具体的な運命改善法です)。
しかし、神奈女の場合、父親自体が存在していない。
どうしたらいいの……?
あるとき、ふと私はせっかくわりと身近にいるんだから、自分が「父親」になればいいんじゃないかと気づきました。
その欠損した父親像が埋められたなら、神奈女の男性運は変化するかも知れない。
そうしていつしか神奈女は、私のことを普通に「父ちゃん」と呼ぶようになり、そして……。
今の旦那さんが現れました。
神奈女のことをちゃんと愛し、大事にしてくれている男性が。
ほんとかー? と思われるかも知れません。
実際、私が「父」になったことがどの程度の力を持っていたかなど、証明できないのです。
あるいはただの偶然かも。
けれど、理屈の上ではこれはありそうに思えます。
太陽の欠損は原因で、「男運の悪さ」という結果をもたらしていたわけですが、その原因をさかのぼって消してしまえば……?
道理はかなっています。
実際、両親、とくに女性の場合、父親との関係は重要なのです。
父親は太陽で自分とつながっていると考えたらよいわけで、その関係が悪いということは自分で自分を傷つけているのと同じなのです。
だから、現実に存在している親との関係を改善すれば、今そばにいる配偶者や、あるいはこれから結ばれるであろう男性との縁も良い方へ変わってきて当然なのです。
昨日の記事に登場した、最近入籍した(意識の上で)娘3についても、神奈女とはケースが異なりますが、かなり同様のことが言え、だからこそ私は「父になる」ということを告げたのです。
神奈女のように娘3が幸せになってくれること。
今の私の、とっても大きな願いです。
しかし……。
世の男性よ、いかに身の回りにそのような境遇の女性がいるからといって、みだりに自分が父親になろうなどと思わないのが身のためです。
普通はそのような行動を世間は誤解します。
身を危うくする可能性の方が高い。
そしてもう一つ。
世の、娘を持つ父親たちよ。
君たちの娘への接し方一つで、彼女たちの異性観、将来の結婚などが大きく左右されているのだ。
そのことを認識してほしい。
深く。
そして深く娘たちを愛してあげて。
それがきっと次世代の愛につながるから。

この記事は神奈女凛の了承を得て書きました。