それでも前に進みます |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

一昨日から、様々な方からコメントやメールをいただきました。
一昨日の私の決意記事に関するご意見や励ましのお言葉でした。
自分の研究をもっと大事にしてもいいのではないかということを言ってくれた人も。
wakaさん、ちょこさん、もにょもにょさん、もこさん。そして「みんな、zephyrさんのことを想って言ってくださっているのだから、有り難いことだよ」と言ってくれた人。
ほんっとうにその通りで、皆さんの想いが私を元気づけてくれました。

意外だったのは、出版=「本にすること」を望まれているご意見が圧倒的だったことです。
これは私の書き方も悪かったのですが、私は「地震占星学の基礎理論」をこのブログ発表のみに留めているつもりはありませんでした。
ただ、ブログ公表を優先するというつもりで書きました。
ただ、どうやら多くの方が出版をあきらめる的な方向で感じられたようで、ここは私の誤解を招くような表現があったせいで、申し訳なく思います。

なんだか、皆さんになだめられたみたいな感じで、正直、もともとのスタンスに戻ろうかなと、ぐらっと来たりもしました。
けれど、気持ちは変わりません。
私が発見し、ここまで構築してきた理論は、もっと多くの人が早い段階で共有していいと考えています。
それに、大きな地震など起きるたびに、皆さんに何かの情報を隠匿したまま、記事を書き続けることに、私はずっと心やましさを感じていました。
やはりブログ上で理論を公開します。
が、それは近い未来での出版を前提とした原稿を作成するつもりで、この「地震占星学の基礎理論」記事を書くということです。

つまり、皆さんはその原稿をいち早く見るに過ぎないと言うことです。
ある程度記事が進んだ段階で、どこかの出版社へ話を持ちかけようと思っております。これは一昨日の記事を書いた段階で、そのように考えておりました。そのような告示も出すつもりです。
こういう形を取った方が、むしろ執筆が進むかも知れません。
ただ、一度世の中に流布してしまえば、これを独自理論として、さも自分の発見のように流用する人が出てくるかも知れません。それも承知の上です。
どうか、心ある占星術研究家の方、その方面の著述家の方は、自身のブログや記述物の中で、この理論を取り上げるとき、その原典として「地震占星学の基礎理論」について言及してやって頂けたらと、最初に理論を構築し、提唱した人間として願います。
ただ、それも実質的にはその人の良心に委ねたいと考えております。

「地震占星学の基礎理論」の骨子については、以下に明瞭にしておきます。私自身、先人たちの研究なくしてここにたどり着いたわけではなく、自分一人の手柄などであるはずもありません。
ただ、「地震占星学の基礎理論」はそれまでの占星術による地震予測とは、明らかに一線を画する部分を有していると思います。すべての技術、方法論は従来の正統的なものを踏襲していながら、新しい部分があるということです。

またこの理論の公表に当たって、まったく別に危惧することが一つあります。
それはこの理論を応用すれば、ある程度占星術の知識がある人間ならば、誰でも地震予測を行えるようになる、ということです。
結果、いわゆる「予言者」を生み出してしまう危険もあるということです。
予言がいけないというのではなく、どのような技術も知識も、力も、それを扱う人によって善にも悪にもなる。
利己的に使う人もいます。

こうした人間の出現に伴い、それを知ることになった人々にも、責任が生じてきます。
それはカルト宗教の教祖と信者の関係といえば分かりやすいでしょうか。
「地震占星学の基礎理論」は「教祖」的な人物を生み出し、それを信奉する人々も生み出してしまう危険もはらんでいます。

これは私自身の戒めでもあります。
私は研究者であり、この「教え」を広めることを目的としていません。
この理論を活用してほしいのは、まじめな研究者にのみ限られていませんが、現実にはそうならないかも知れません。
ここは皆さん、一人一人の自覚を喚起しておきたいところです。

さて、今後書いていくことになる「地震占星学の基礎理論」ですが、この理論の骨子は以下のようになります。
①地震誘発天体というまったく新しい定義と特定。
②地震の発生する時に関する具体的な特定手法。
③地震の発生する場所に関する推定手法の提案。
といったところになります。
③については、まだまだ研究も初期段階といえます。が、原稿記事を書き進める段階で、たぶん新たにわかってくることもあると確信しています。

次回は、この「地震占星学の基礎理論」に基づき、今回の悲惨な地震、ハイチ大地震の完全解析を行います。これまでのようなぬるい記事ではないと、予告しておきます。

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