って、普通の人には馬鹿みたいな喜びでしょうけど(苦笑)。
しかし、長年ダイヤルアップの遅さと通信料に悩まされ、モバイルの電波の弱さ、不安定さに泣かされてきた我が身としては、安定した通信が定額で行えることは、ひじょーにウレスィ(T▽T)(感涙)。
昨夜、遅くまで回線接続作業をして、今はようやくおニューの接続環境で書いているところです。
メールだのなんだの、環境が安定するのには、もうしばらくかかりますが、でも、これで我が家も世間並み!
安心してこのブログも書いていけます。
今朝は体調もかなり回復しています。え、体調悪かったの?と思われるかもしれませんが、一本の小説を脱稿すると、だいたいこんなもんです。
身も心も消耗し尽くす、といった感じになることが多いのです。
まだまだ修行が足りません。
一昨日など、顔から血の気が引いているのが自分でもわかりましたし、「いつ倒れてもおかしくない」モードでした。それでも倒れないのが頑丈な私。
心ある人にもらった鉄分サプリメントが効きました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ある人Aさんから恋愛、相性についての相談を受けました(メールではなく面談で)。
チャートを開いてみると、相性云々よりも目につくことが……。
「あのね、Aさんに相性のばっちりの人って、この世のどこかにかならずいます」
「はい」
「たとえば人間らしい心もろくになくて、自分のことしか考えられず、人を殺して反省もしないような犯罪者がいるとして、でも、そんな男にも最高の相性の女性って、どこかにいるんだよ。これはかならずいる。占星術的に合う人間が」
「はい」
「たとえ相性が最高でも、そんな男とつきあって、幸せになんかになれないよね。つまるところ、相性ってそういうものなんだよ。この場合、Aさんとその人の相性以前の問題のような気がする」
そうなのです。
相性の善し悪しをいう前に、もっと問題とすべきことがあるのです。
それは「その人がどんな人間なのか?」ということなのです。
極悪人と結婚しても、幸せになんかなれません。
たとえ相性最高値でも。
つまるところ相性って、それだけの意味しか持たないとさえ言えるのです。
私たち占星術師は「相性は?」と問われると、そのまま相互の星の関係などを読んで答えがちです。
でも、相性を尋ねてくる質問者の本当の意図はこうだと思うのです。
「この人と幸せになりたいの。だから相性を知りたい」
ここには重大な過誤があります。
相性の良さが、そのまま二人の幸せに結びつくという過誤です。
相性はあります。性格、愛情、セックス、適応性。目的が一致する相性もあれば、感情が一致する相性もある。
だから幸せの一助になります、たしかに。
しかし、本当の意味で幸せになれるかどうかは、じつは相性なんか問題じゃないのです。
思いやりがあるかどうか。
相手のことを考えてあげられるかどうか。
お互いに。
これがないと多くの場合は失敗します。
尋ねてゆくと、Aさんの相手の男性というのは、世間的に見てもどう考えても普通でなく、どっちかというとヤクザに近いような生き方をしている男性……。
こりゃ、だめだわな。
それがチャート上にも見えていたし、タロットカードを引けば、「悪魔」。
はあっ……(。´Д`)=з
私たち占星術師は、相談者の幸せを第一に考えばなりません。
機械的に質問されたことに答える。
それで良しとは、私にはちょっと考えられません。
ただ、ここに問題があります。
人間的に問題がありそうな人間は、たしかにチャート上にもけっこう明白なものが出ています。
たとえば土星やトランスサタニアンのハードアスペクトが、太陽や月に多くかかっているとか、それに火星が絡んでいるとか。
しかし、絶対に100%ではないのです。
そういうものがいっぱいでも、人間的に高潔な生き方をしている人は大勢います。
ハードアスペクトに負けない生き方を。
その人のチャートを見て、「え? この男性はちょっとまずいんじゃないの?」という見極めは、よほど明瞭でないと出てこないことが多い。しかし、チャートを基本に立ち返って詳読していると、そういうことが見えてくることがあります。
このへんは占星術師の力量にかかってきますし、また、だからこそその人間の本当の姿をつかむために、質問者とのディスカッションが重要になってくるのです。
その中で見極めがつくことが多いのです。
それでもなおつきあいが浅いとかの理由でわからない場合は、私もタロットカードに頼っています。
相性の良さは、幸せを保証しない。
みんな、幸せになってほしいんだけどなぁ。
