知ることこそ大事 |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

4年目のZEPHYRブログ、第一回目の記事は……

知ること

です。
とくに運命上の問題については、「知ること」が重要だと考えます。
現実的な問題ですと、世の中には「知らなくていい」ことや「知らない方が幸せ」というケースもあると思います。
しかし、運命上、何かに行き詰まりを感じたり、大きな障害に直面したりする場合、その原因を知ることが解決の第一歩になると思います。
とくに同種の問題が何度も繰り返し起こるとか、努力しても同じ結果になってしまうとか、そういったケースです。
こういう場合、チャート上にはかならずなんらかの星々のアスペクトや星位があり、そこに問題の根があります。

私は面談でも、メールでも、たいていその原因となった星の存在とアスペクトについて説明を行います。
そんな説明を聞かされても、多くの人は「はあ、そうなんだ」ぐらいにしか思えません。
専門知識がないのですから。
それでも言います。
たとえば天王星が原因で引き起こされる問題があれば、その天王星がその人のチャートのどの部分に位置していて、どのような機能を果たしているか。
これを告げます。

すると人の意識の中には、理屈が理解できなくても、「天王星」という意識付けがなされます。
これをなんとかしさえすればいいんだという、気持ちにでもなれたらしめたものです。

本当に何とかできてしまうことがあります。

知ることが、現実を変えるのです。
先日の魚座に関する記事でも、@708さん、めしぁぁんさん、トウカさんたちがコメントしてくださいましたが、「そうなんだ」と納得すること、そうすることで今までは受け入れにくかった自分が受け入れられたりします。
人間、誰しも長所短所があります。
たとえば体のどこかに障害を持つ子に、普通の子と同じように運動をやれと言うのは無理です。
誰もそんなことはひどいことは言わないでしょう。
程度の差はあっても、みんな、同じではないでしょうか。

私にだってできないことがあるし、できないことの方が多いです。
普通の人よりも絶対的に劣っている能力もあります(たとえば実務能力、これとても低いです。妻や娘に笑われます)。
それができない自分を嫌になるより、そんな自分を理解して、「あ、だからなんだ」と受け入れる方が、気持ちは楽になります。
そこから、それを超える努力をするか、それとも逆に別な部分をのばそうとするかは、本人次第。
選択の問題です。

知ることは大事です。
現実的に言うと、こんなたとえもありかな?

浮気ばかりして暴力的な旦那ともう離婚したい。
こんな女性がいるとします。
でも、結婚したら生涯添い遂げなければならないと思いこんでいたら、それはできません。
こういう固定観念のある社会で生きていたり、自分自身が思いこんでいたら。
でも、離婚していいんだよ、という社会システムがあるということを「知れ」ば、彼女はいつでもそれは可能になります。
またたとえば他の様々な状況で離婚が難しいとしましょうか?
別れたいけれど、自分には絶対に無理だ、状況が許さない。
そんなケースでも、たとえば工作を行う探偵を雇い、旦那に浮気をさせるなどして、彼の方から別れるようにし向けさせる方法がある、と「知った」ら?
これはアクロバットなケースですが、ないわけではありません。
アンダーグラウンドな手法でも、そういった道があると「知ること」が重要です。

そうすることで、その人の心持ちは変わります。
なあんだ、いつでも別れられるじゃん♪ と思うことで、日常にも希望がもてます。
そこから何かが変わってくるかも知れません。
案外、旦那との関係が良くなることさえあります。

知ること。
これは重要です。

自分の運命など知る必要はない、という人もいらっしゃいます。
強い生き方です。
尊敬に値します。
こういった方には、今日の記事は論外なテーマです。
でも、そうでない人には有益かも知れません。

知の道を生きるzephyrでした。

人気ブログランキングへ

もこさん、アオコさん、ありがとうございます。
連載もゆるくがんばります。