セ○ンイレ○ンなのですが、そこでたいてい私は発泡酒を買って帰ります。
そこにNさんというコンビニ店員さんがいらっしゃいます。
このNさん、とてもユニークです。
たぶんもう60前後? もしかして50代半ば?
ごく普通のおじさんなのですが、たぶんコンビニで働いたことなど、これまでの人生でなかったのでしょう。普通にお勤めをされてきて、定年された後、しばらく働いているか、何らかの事情で退職され、今の不景気ですから、他に再就職もままならずアルバイトをされているのではないか、などとあれこれ想像を巡らせているのですが、とにかくこのNさん……、
必死です。
懸命に働いておられます。
というか、「おれは頑張っているんだぞー」「必死にやってるんだぞー」というのが、態度に如実に表れた仕事ぶりなのです。
なぜかというと、私がいつも発泡酒を持っていくと……。
レジに入りながら、
「はいッ。お待たせしましたー」(フゥー)
「はい、218円が一点」(ヒュー)
「159円が一点、合計377円です」(ハァー)
( )の中は、彼のため息というか、吐息というか、とにかくNさん、息を切らせながらレジを打つのです(おまえ、そんなに息が切れるようなハードな仕事してないだろうが! と突っ込みを入れたくなるほど)(爆)。
「1000円お預かりします。ええと、623円のお返しです」(ハァハァ……)
「ありがとうございましたぁ」(フィー)(やっと終わったぁ、みたいな?)
てな感じです。
最初の頃は、「なんじゃ、このおじさん」と思っていたのですが、最近はこの一生懸命モードで頑張っているNさん見たさに、ついそこのコンビニに立ち寄ってしまうのです。
なんとなく応援したくなって、できるだけNさんにレジをしてもらうように狙って持っていきます。
え? 持ってこなくていい?
うーむ、迷惑かも知れませんね。
でも、きっと今日も行くと思います。
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余談でした。
上記のNさんのように、慣れない仕事で頑張っている人が今、大変多いです。
底打ち、なんて言っても、一般庶民のところに景気回復の効果が実感されるのはだいぶ先の話になります。
それに土星・天王星のハードアスペクトは来月下旬に復活するのに、そんなに簡単に底打ち宣言しちゃっていいの? という気もします。
私自身にしてもすでに全体的な流れの影響を受けています。
配ぜん勤務上の話ですが。
でも、みんなが苦しいのだから、まだちゃんと働けているだけでもありがたいと思います。
身体が動いて、家族のためにがんばれる。
食べていける。
子供たちを学校にやれる。
ありがたいです。
あのときの苦しかったときのことを思えば……。
苦労話はとくにしたくないので、回顧談など致しませんが、一種の地獄を見るという体験は、人を変えます。
あのときのことがあるから、妻をよりいっそう大事に思える。
子供たちが可愛い。
この普通の生活のありがたみが分かる。
身の回りに起きること、出会う人、そして過去の人。
すべてが学びであり、貴重な体験です。
最近、ハードアスペクトが多い人のチャートを拝見することが連続してありました。
ハードアスペクト優勢のチャートの方は、やはりそれなりに大変な人生を歩んでおられる方が多いです。
勇気ある選択、勇気あるブループリントです。
それだけの苦難を超えていこうと思っていらっしゃるのですから。
しかし、計画はご本人が立てていらっしゃいます。
ということは、どんなに辛くとも、大変そうでも、乗り越えられない苦難は襲ってこないはずなのです。
我が身に降りかかること。
襲い来るもの。
そんなものがあっても、いつかは去っていく。
そんなものと格闘せずに、なんとなく脱力して(ゆるんで)、受け流してしまいましょう。
ハードアスペクトをソフトアスペクトに、自分たちの中で変換してしまいましょう。
受け止め方だけは変えられるから。

あ、一生懸命モードのNさんにも教えてあげるべきかな?