前記事の補足 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

前記事、<ウソつきの星がある>について補足しておきます。

水星・海王星のハードアスペクトがあること=ウソつき、ではありません。
前記事でも申し上げていますが、性格ではなく別な出方をすることがあります。
たとえば私の妻も、水星・海王星はスクエアです。しかし、彼女はウソつきではありません。
彼女にとって、このアスペクトは他の星との関わりもあって、別な意味を持っています。

この頃やり玉に挙げられることの多い海王星クンも、出方としては非常に多様な作用、側面を持っています。
水星・海王星ハードは「ウソつき」になることもありますし、「変わりやすい不安定な考え」「鋭敏すぎる直感」などといった形で出ることもあります。
やはりこれらを見分けるには、チャート全体の解読が必要になってきますし、熟練した人間でも完全には読み解けない場合もあります。

人のチャートを作って、簡単に「こいつはウソつきだ」と断定するのは危険ですから、ご注意下さい。

ただ、たとえば言葉によって人を陥れ、騙すというようなこと意図的にやってのけている人間がいるとしたら、これは水星・海王星ハードのラインがあると見て、間違いないでしょう。
ある意味、そういう才能を生み出す星だからです。

薫由記さん。あなたの水星は海王星とは無関係です。

ウソをつかない人間は、なかなかいません。誰でも大なり小なりウソはつきます。
希には、まったくウソをつかない人間もいるとは思います。
たとえば宗教的な理由に非常に強く縛られていれば、そういう生き方もするでしょう。
しかし、私たちの日常ではそんな人間はそうざらにはいません。

私も確信犯的にウソをつくことがあります。
嘘も方便的な用途で。
それには動機的な面で、正当化できるような理由が必要ですが。
基本的にはウソをつくのは苦手ですが、しかし、小説という大嘘はつきます。

私の水星は、トランスサタニアンすべてとソフトアスペクトを持っています。

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