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今日は妻の誕生日です。
いうまでもなく、雛祭りの日の生まれなんですが。

私の誕生日は12月19日。
子供たちは2月1日と2月2日(長女と長男)。
子供というのは夫婦の誕生日の中間で生まれやすいという統計があります。
現に私たちの家族では、そのようになっていますが、当てはまらないケースももちろんあるでしょう。

占星術にはあまり広くは知られていないですが、コンポジット・チャートというものがあります。
これは相性を見るとき、その2人の運勢的なものを見るときに使用する特別なチャートです。
たとえば私の太陽は射手座の27度。妻の太陽は魚座の12度。
この中間点は、だいたい水瓶座の4度。
こういった形で、すべての星の中間点を算出して、2人の合成チャートを作るのです。こうして作られたコンポジットチャートは、「夫婦のホロスコープ」というべきもので、共有する運気についての深い理解が得られるものとなります。
コンポジットチャートは、すべての星の中間点を導き出すものですから、2人の運気が結合して生み出した第三の運気ということになります。

これはまさに運気的な「子供」とも言い得るかも知れません。そうして考えると、子供が夫婦の誕生日の間で生まれやすいという統計にも、占星術的な根拠があるのかも知れません。
ちなみに子供たちの太陽は水瓶座の11度と13度ですから、まあ、だいたい私たちの太陽の中間付近で生まれていることになります。

さて、今日は妻の誕生日を祝うためもあり、4人でランチを食べに行きました。
娘は大学は休み、息子も高校が午前中の早い時間に終わるということで、息子を学校で拾って、そのまま岡山へ向かいました。
行ったのは、妻が前々から希望していた岡山市国富にある「そうさく料理 こっく」です。
1100円の週替わりランチが大人気で、すぐに満席になって待ちが出てしまうとか。
到着したのは12時少し前で、4人席がうまいこと空いていました。

今週のメインは、豆腐衣の海老フライかハンバーグのチョイス。
よく食べる息子は、ダブル・メインにしてもらい、妻と娘が海老フライ、私がハンバーグをチョイスしました。
おまけにライス類も、白米と玄米を選ぶことができ、味噌汁も付いています。

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ちょっと写真が悪いですが、ボリュームもたっぷりで、ハンバーグはいろいろなものが入った複雑なソースがなかなかよろしくて、海老フライは豆腐衣の中の海老がぷりぷりで火の通し方が抜群!
妻と私は海老とハンバーグを少しずつ分け合って食べました。
それに前菜三種の小鉢も少しずつだけど、それぞれに楽しませてくれ、別な鉢の牛肉のたたきと野菜の取り合わせ・味噌のソースがまた絶妙。
さらにちょっと付け合わせてあるプチトマトにもしっかり仕事がしてあって、たぶんちょっと火を通してからマリネにしているのではないか? こんな小さなトマトが、舌をびっくりさせてくれるうまさ。
なんじゃ、これは。

うーむ。
負けてるよ、これは……。
どこが?っていうことは言わぬが花。

料理は食材が大事ですし、素材を生かした調理をすることが基本です。
しかし、いかに素材が良くても、ただ焼いてソースをかけて出すとか、素っ気ない料理では楽しませてくれないということもあります。
小さなものにさえ、手を抜かずに仕事をする。美味さを引き出す工夫をする。
ご主人のプライドとお客を楽しませてくれようとする気持ちを見た気がしました。
神は細部に宿る、というような言葉もありますが、それは小説にも言えることであります。

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デザートです。イチゴのムースとココアのシフォンケーキ。
これにコーヒーか紅茶が付きます。
最後まで楽しませてくれました。

みぞれのような雨が降る中、外で待っている人もいたので、早めに席を空け、帰宅の途に着きました。
帰る車の中でも、とりとめもない談笑が続き、幸せだなということを感じました。

美味しいものを食べられたということもあるのですが、それを共有できる家族がいること。
同じ体験を共有して、同じ思いを共有して、同じ空気を吸っている。
それこそが幸せなんだと。

こんな特別な日でなくても、私は毎日、仕事を終えて深夜に帰宅し、録画した「ガンダム00」を見せてくれようと待っている息子や、宵っ張りで起きているのだけれど、家族で過ごす時間を喜んでいる娘、そして私のために十何年間も、ほとんど夜食のような時間に夕飯を作ってくれる妻に囲まれて時を過ごすとき、かならず幸せを感じています。
家族っていいものだ。
でも、それは特別なときだけいいんじゃない。

いつでも、私たちが望めば、気づけば、いいものなんだと。

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