民主党が政権を取ったとして、有効な経済再生政策を打ち出し、実施できるのか?
じつを申しますと、ホロスコープ上から受ける印象は、「そんなことは関係ない」ように思えます。
来年の日本の前半期の運気は、今年の前半期と非常によく似ていて、対外的なものに依存しています。つまり来年になっても、日本は自発的な意志での行動ができず、国外の情勢に振り回されることを意味しています。
来年の夏以降の後半期になって、ようやく自立的な行動ができます。ところがこの頃の日本は、思いがけない幸運に見舞われ、経済の風通しが良くなっていきます。
たとえていうと、こんな感じです。
社会に出て間もない若者が、世の中の現実や仕組みというものに直面し、たまたま巡ってきた逆境の中でおろおろしていた。
その挙げ句にようやく「自立」というものを覚え、これから対処しようというところで、天からの救いのように会社や他の大人たちが別な解決策を打ち出してきて、「あ、いやいや、君のはべつにいいから。もう大丈夫だから」と言うような構図です。
あまり詳しくは見ていないのですが、来年の前半期と後半期、アメリカ経済の再構築、再生のプロセスがあるように思えます。前半と後半は実に対照的なのです。
もっと大きな流れで見たときに、それが本当の意味での再生や回復になっているのか分かりませんが、少なくとも数年間程度の時間の流れの中では、来年の後半期にアメリカは立ち直ってくるように思われます(まだ十分でない現時点での解読では)。
こうしたことを考え合わせると、情けない話なのですが、日本は「無策」のままでも大丈夫なのです。
なぜなら来年の後半期の「幸運」というのは、「海外」からやって来るからです。
外需が回復することによって、また日本は好調になる、と読めます。
しかし、これではあまりにも……です。
どうか日本の次期政権、それが自民であろうか民主であろうが、血の通った国民のための政治を行い、有効な経済対策も早めに打ち出してもらいたい。
その可能性も、もちろんあるのです。そうなればいいなとは思います。
その可能性は、今年の後半期にむしろあります。
だから、今年の後半期は日本にとって非常に重要です。
ここに存在している政権が、有効な手を打てれば、来年の回復はよりスムースで、大きなものとなります。
2011年から本格的な回復なのですが、10年の後半期にはその状態へシフトしていけるのです。
そのポイントになるのが今年の後半期。
早ければあと一年半、と書いたのはこれがあるからです。
そして前記事で書き忘れたのですが、相場というようなことを考えていらっしゃる方は、今年の秋までは慎重にとアドバイスしておきます。
土星・天王星のハードアスペクトが強力に機能するのが、夏から秋にかけて、もう一度あります。それまでに回復傾向が現れたとしても軽率に大きく動かないことです。
来年以降、相場は上昇傾向に入ると思います。
個人的な印象では、来年の春以降ですが、どうも金融界は占星術的な知識を先取りして動いているような印象を受けます(たぶん有効活用している大物がいるのでしょう)。
土星・天王星のハードアスペクトが影響力をなくすのは、今年の11月初旬です(後半期の底は9月です。そこからハードアスペクトは徐々に弱まってきます)。
「買う」という行為が、これ以降強くなってくると思います。
勝負をされたい方は、9月、そして11月というのをポイントとして抑えておくと良いでしょう。
